同作は2023年7月期に放送され、モンゴルで約2か月半にわたるロケを実施。総移動距離1000キロに及ぶ大規模撮影と壮大なスケールで話題を集めた。シーズン2では、テントを巡る任務を終えた乃木憂助のもとに、別班の緊急招集を意味する赤い饅頭が届き、新たな任務が動き出した。第22話では、シーズン最大の謎とされる「奇跡の子」の真相に迫るなか、ノコルの口から「偉大なるノゴーン・ベキは生きている」と衝撃の事実が語られた。
第1シーズン最終話では、乃木が実の父であるベキをはじめ、テント幹部のバトラカ(林泰文)、ピヨ(吉原光夫)を銃撃。3人は死亡したと判断され、バルカ共和国では葬儀も執り行われていた。しかし、第22話で明らかになったのは、乃木が3人の心臓上5ミリを狙い、急所をわずかに外していたという事実だった。
この手法は、第1シーズン第7話でテントへの潜入を成功させるため、乃木が別班の仲間である黒須(松坂桃李)らを狙撃した際と同じもの。乃木から連絡を受けた野崎は、エージェントのドラム(富栄ドラム)とともに3人の生存を支え、野崎の兄が経営する病院へ搬送した。緊急手術によって一命を取り留めた3人は、その後、島根県・奥出雲にある乃木の実家で療養することになった。上原史郎(橋爪功)の自宅も焼却され、3人の死は偽装されていた。
ここで新たに浮上したのが、野崎の兄の存在だ。これまで明かされていなかった身内が、ベキら3人の命を救う重要な役割を担っていたことになる。さらに注目を集めているのが、野崎の“洗脳状態”を巡る疑問だ。物語では、別班員の救出に成功した一方、野崎とドラムは依然としてシンシーのもとにいる。野崎はリュウ・ミンシュエン(劉銘軒)によって洗脳されているとみられ、第20話では、核融合研究者エリシャ・ママドフを囲う情報ブローカーのタイラン・グリエワに対し、キーパーソンであるエリシャの娘・ジャミーン(本間さえ)が日本にいることを明かしていた。
しかし、その際に野崎はテントの情報を伝えるなかで「ベキは死んだ」と説明していた。今回、ベキの生存を把握し、救出にも関わっていたことが判明したため、この発言が新たな意味を帯びている。生存を知りながらあえて死亡したと伝えたのであれば、野崎は洗脳されたように振る舞い、シンシー側を欺いている可能性もある。

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