鳥取の漁港で働きながらアーティストでもあるjo0ji(ジョージ)さん、25歳。4年前、友人のために制作した楽曲をYouTubeに公開して活動をスタートさせました。
jo0jiさんに引き寄せられる理由の一つは、表現のスケールの壮大さ。取り繕わず、ありのまま自然と一体化しているよう。いわば〝令和の中島みゆき〟です。歌詞は誰かに寄り添い、聴く人の背中に手を当て語るように歌っていて、優しさがしみわたります。フォークや洋楽などの要素が混ざりあい、ラップ調からダークな曲まで、毎回色が異なるのも魅力。ミュージックビデオ(MV)はアーティスティックで、顔立ちはクール、かわいさ、色気が同居しています。私は彼の曲を頻繁に聴いてきて、後から同じ事務所の所属だと知りました(笑)。せっかくですので今回マネジャーさん経由であれこれ伺うと・・・。 影響を受けたアーティストは、子どもの頃から、漁師である父親がレコードで流していた吉田拓郎さん、中島みゆきさん、忌野清志郎さん、柳ジョージさんら。
自身のYouTubeでは各MVの概要欄に、どんな思いからその曲を作ったかを丁寧につづっています。例えば新曲「謳(うた)う」は友人の出産がきっかけ。ぜひチェックしてみてください。jo0jiさんはこう語っています。「生きているといろんなことが起きると思うんですけど、聴けば『でも、大丈夫かも』となるような曲を作りたいです」
【KyodoWeekly(株式会社共同通信社発行)No. 16からの転載】
山崎あみ(やまざき・あみ)/ 1997年生まれ、東京都出身。音楽大卒。モデル。
interfm(東京)「MUSIClock+」(金曜午前7時)およびJFN制作FM番組「みゅ~じっくろっく」DJ。