ニュースで目にする海外の貧困や医療問題に対し、心を痛めながらも「自分に何ができるのか」と立ち止まってしまう人は少なくない。支援や国際協力という言葉が持つ、どこか自分とは遠い世界の話のような「心理的なハードル」を取り払い、誰もが具体的かつ軽やかに最初の一歩を踏み出すためのイベントが開催される。

 公益社団法人東京青年会議所(東京JC)は、4月22日、千代田区の日経ホールで、2026年度4月例会「Unity for Action~小児がんを救え!笑顔を創る国際協働~」を開催する。同イベントは、「日本・フィリピン友好年 記念事業(国交正常化70周年)」として行われ、ゲストとして南海キャンディーズの山里亮太氏らが登壇。小児がんの早期発見という社会課題に向き合う国際協働のリアルをひも解いていく。

 2026年は日本とフィリピンの国交正常化70周年にあたる友好年でもあり、イベントでは特にフィリピンでの活動に焦点を当てる。山里氏が関わる「赤メガネ食堂」(フィリピンの貧困地域で給食を無償提供)の実例や、現地で30年以上にわたり活動を続けるNPO法人アクションの横田宗氏との対話を軸に、国際協働が特別な技能を持つ人だけのものではなく、個々の日常の延長線上にあることを示唆する。

 会場では17時30分からチャリティビールタイムがスタートし、企業ブースも同時にオープン。「ビール1缶を買う=寄付につながる」という気軽な形での国際貢献が提示される。19時からの本編では、基調講演やパネルディスカッションに加え、参加者が自身の得意分野をどう支援に生かせるかを考えるワークショップも予定されている。知識ゼロの状態からでも、自分なりの貢献方法を具体化できる構成だ。JCI Manilaのチャック・アルバレス氏や東京JCのメンバーも議論に加わり、国境を越えた共創の輪を広げていく。

 主催の東京青年会議所は、1949年の創立以来「明るい豊かな社会の実現」を掲げ、社会奉仕と世界との友情を重んじてきた。今回のイベントはその精神を体現するもので、定員は610人(一般公開限定200席)。

専用フォームから先着順での申し込みを受け付けている。参加費は無料だが、スマートカジュアル(ラフ過ぎず堅苦し過ぎない)のドレスコードがある。「国際協働=難しい」というイメージを覆し、ビール1缶から始まる共創の価値を体感できる貴重な機会となるはずだ。

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