ある日、関西で収集運搬業を営む経営者の方から、私たちCanopusに相談がありました。3代目として家業を継いで10年、業績は安定しているものの、夜眠れない日が続いているといいます。
「DX化が必要だと、何度も言われてきました。配車も請求も紙ベース、ドライバーへの指示は電話、マニフェストは手書きで処理場に提出。こんなやり方が、あと何年もつのか分からない。」
「コンプライアンスの話も、業界団体の集まりで毎回出てくる。でも、自分が現場を抜けたら、明日の配車が回らない。SaaSの導入だ、業務フローの見直しだと言われても、誰がそれを進めるのか…」
「そして、自分も歳をとってきた。子どもに継がせるのか、誰かに譲るのか、それとも畳むのか。そろそろ決めなきゃいけないのに、何から考えればいいのか分からない。」
これは、特別な経営者の声ではありません。日本全国の静脈産業 ― 収集運搬・中間処理事業を営む経営者の多くが、似たような悩みを抱えています。
■ 静脈産業の経営者が直面する「三重苦」
私たちは日々、静脈産業の経営者の方々と対話する中で、共通する3つの構造的な課題に直面していることを実感しています。
図1 : 静脈産業の経営者が抱える「三重苦」
① 事業改革:必要性は分かるが、リソースがない
DX化、コンプライアンス強化、トレーサビリティ確保 ― 業界が求められる対応水準は急速に上がっています。しかし、現場を回しながら自社で改革を進めるリソースを持つ会社は、ごく一部です。
② 成長:市場が縮小するなかで、どう生き残るか
人口減少と消費構造の変化により、廃棄物の総量は中長期的に減少傾向にあります。
③ 承継:誰に、どう、譲るのか
中小企業全般の課題でもありますが、静脈産業では特に深刻です。許認可、設備、地域との関係性 ― 引き継ぐべきものが多く、引き継げる人材は限られている。信頼できる相手に承継したいが、どう探し、どう交渉すればいいのか分からない。
■ なぜ私たちCanopusが、この領域に取り組むのか
静脈産業の経営課題を支援するコンサルティング会社は、決して多くありません。なぜなら、この業界には戦略コンサルの言語と、業界実務の言語の両方を持つ人材が圧倒的に不足しているからです。
私たちCanopus自身、グループ会社の株式会社新関西テクニカで日々、廃棄物の収集運搬・中間処理の現場と向き合っています。配車の苦労も、ドライバー確保の難しさも、許認可更新の手間も、業者間の値付け交渉のリアルも、すべて当事者として実感しています。
だからこそ、お客様である経営者の方々の話を聞いたときに、「分かります」と言える。そして、戦略コンサル出身のメンバーが在籍しているからこそ、課題に対して構造的・体系的な解決策を提示できる。この組み合わせが、私たちの提供価値の根源です。
■ 私たちが提供する3つの支援
図2 : 静脈事業BXが提供する3つの支援領域
① DX/コンプラ体制構築による業務改善
・現行業務フローの可視化
・業務管理/運行管理システム(SaaS)の導入・見直し
・コンプライアンス遵守した管理帳票・業務フローの定着化支援
「DXを進めたいが、何から手をつけるべきか分からない」「SaaSベンダーの提案が自社に合うか判断できない」 ― このような段階のご相談に、業界実務を踏まえた具体的な実行支援を提供します。
② 成長戦略支援
・外部環境調査(市場・競合分析)
・成長戦略の策定(中間処理場新設、新エリア進出、新規事業など)
・戦略実行の伴走支援
「収集運搬だけでは将来が不安だが、中間処理場を作るべきか判断できない」「事業領域を広げたいが、投資判断ができない」 ― こうした重大な経営判断を、データと業界知見の両面からサポートします。
③ 事業承継サポート
・承継前準備・プラン策定
・承継先の評価・紹介
・承継時の交渉サポート
「身内に継ぐ人がいない」「信頼できる相手に譲りたい」「一部の事業だけ承継したい」 ― あらゆる承継パターンに対応します。私たちは廃棄物業界に特化したネットワークを持っており、業界の実情を理解した相手とのマッチングが可能です。
■ 支援実績の一部をご紹介
図3 : 静脈事業BX支援実績
中間処理A社の事例:DX化による標準業務体制の構築
「新しいトレンドに合わせた経営をしたいが、何から手をつけるべきか」という経営者の課題に対し、現行業務フローの可視化から、業務管理システムの導入・見直し、コンプライアンス遵守した管理帳票や新たな業務フローの定着化まで、一貫して支援しました。
収運B社の事例:中間処理事業の事業計画策定
「収運事業のみでは将来不安があり、中間処理場の建設を行いたい」というご相談に対し、市場環境分析、競合環境分析、トップライン計画の策定、投資コストの試算と事業収支モデルの策定まで実施。投資判断に必要な材料をすべて揃えました。
収運C社の事例:事業承継の包括アドバイザリー
「一部事業を残す形で、廃棄物関連事業を承継したい」という複雑な案件に対し、事業承継プランの策定、IM作成、承継先の探索と条件交渉、買い手のDD対応サポート、非移管事業の事業計画策定まで包括的に支援しました。
■ 業界の未来を一緒に作る仲間として
静脈産業は、社会インフラの一翼を担う重要な産業です。一方で、構造的な課題が多く、一社では解決できない問題も多々あります。
私たちCanopusは、「外部のコンサル会社」ではなく、同じ業界に身を置く伴走者として、経営者の皆様と向き合いたいと考えています。
提案書を作って売り込むことが、私たちの仕事ではありません。
■ まずは情報交換からお話しさせてください
事業承継、成長戦略、DX化 ― どの段階のお悩みでも構いません。「相談先を探していたが、業界を知る相手がいなかった」「同業に相談しづらい話を、外部の人に聞いてほしい」という方こそ、まずはお気軽にお問い合わせください。秘密保持を前提に、無料の初回相談をお受けしています。
▼ お問い合わせ・資料請求はこちら
https://canopus-inc.com/
■ 会社概要
・会社名
株式会社Canopus
・所在地
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目12番4号 N&EBLD 6F
・代表取締役
劉 泰宏
・設立
2022年12月22日
・事業内容
廃棄物BPO事業/環境コンサルティング事業(静脈事業BX 等)
・HP
https://canopus-inc.com/
・グループ会社
株式会社新関西テクニカ(廃棄物運搬/処理業)
https://kanteku.co.jp/