NHKは2日、今月開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会の放送予定や見どころを紹介する冊子「観戦ガイド」とNHKの特設サイトで、掲載したイランの国旗データの一部に誤りがあったことを発表し、謝罪した。

 誤りは、W杯1次リーグの各国紹介で掲載したイラン国旗の中央の白地上下にある文字部分。

アラビア文字でイスラム教の聖句が書かれている部分が該当する。2024年のパリ五輪開催前にデータを補正する際、上下を反転するミスが起きたと考えられる。観戦ガイド上での国旗サイズは縦6ミリ、横9ミリで、肉眼では発見することが難しい。

 観戦ガイドは約35万部印刷され、5月21日以降に配布された約3000部に誤った国旗を掲載。サイトを開設した同26日に間違いに気づき、28日にサイト上で修正した。ガイドは現時点で回収の予定はないが、全て印刷し直すという。

 同局はパリ・パラ五輪と今年のミラノ・コルティナ五輪で、明瞭に表示できない極めて小さなサイズで国旗を使用していたことを確認。「各国の国旗については、これまでも確認の徹底を意識してきましたが、見落としがあり、視聴者や関係者の皆さまにおわびいたします。管理体制の強化を図るとともに、外部知見の活用やAIの導入も含めた再発防止策を講じてまいります」とコメントした。

 発覚後の5月29日には、同局スポーツセンターの松元良祐センター長らがイラン大使館に行っておわびし、同国大使に受け入れられたという。この日の会見で経緯を説明した同センター長は、観戦ガイドの再印刷について「個別の費用については控えさせていただきたい。今後は修正したものを配布していく」と説明した。

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