台風6号(チャンミー)が6月3日ごろ、中心気圧975hPaの勢力で東海から関東方面に接近する見込みだ。2日から3日にかけて全国的に台風の影響が出ることが予想されており、通過前後の数時間で急激な気圧低下が起こるため、今週から週末にかけては「頭痛が出やすいタイミング」を迎えることになる 。
雨戸の固定など物理的な備えだけでなく、急な体調不良、特に「天気痛」への対策が呼びかけられている。オンライン保険診療を提供するクリニックフォアでも、台風前後に頭痛の相談が増加する傾向を確認しており、同院は我慢せず医療の力を借りることも大切と呼びかけている。

■「天気が悪い日に頭が痛い」には科学的根拠がある

 梅雨から夏にかけて、「なんとなく頭が重い」「台風が来ると必ず頭痛になる」と感じる人は少なくない。これは気のせいではなく、「天気痛(気象病)」と呼ばれる実際に起こりうる症状である。

 気圧が低下すると、人間の内耳にある気圧センサーが過剰反応し、自律神経が乱れる。これが血管の拡張を引き起こし、三叉神経を刺激することで頭痛が発生すると言われている。特に気圧が急激に下がるとき、今回のような「台風接近」や「低気圧通過」「梅雨の雨天」が最も症状が出やすいタイミングとされる。

 クリニックフォアのオンライン診療でも、台風や低気圧が接近するタイミングに頭痛の相談が増える傾向を実感している。今回の台風6号は中心気圧975hPa——通過前後の数時間で急激な気圧低下が起こるため、天気痛が起きやすい条件が重なっているといえる。

■「頭痛」は一種類じゃない—正しく見分けることが大切

 一口に頭痛と言ってもいくつかの種類があり、その原因によって適切な対処法は異なる。「なんでも市販薬で我慢する」という姿勢は禁物であり、自身の症状を正しく見極めた上で医療の手を借りることが重要だ。専門医が指摘する頭痛の主な分類は以下の通りである。


1. 気圧性頭痛(天気痛):天気や気圧の変化と連動して起こるのが特徴。こめかみから頭全体にかけて痛みが広がり、場合によっては吐き気を伴うこともある。症状が軽度から中程度であれば、オンライン診療での対応も可能とされる。

2. 片頭痛(偏頭痛):ズキズキと脈打つような痛みが特徴で、光や音に対して敏感になる。頻度が高く週1回以上悩まされる人もいる。オンラインでの診療も選べるが、痛みの程度や頻度によっては、検査を含めた専門的な治療が必要となるケースもある。

3. 緊張型頭痛:頭をギューッと締め付けられるような鈍い痛みが特徴。肩こりや精神的なストレスと連動して発症することが多い。こちらも軽度から中程度であればオンラインでの受診が可能だ。

4. 危険な頭痛(二次性):これまでに経験したことがないような「突然の激しい痛み」や「初めての頭痛」、また発熱や体の麻痺を伴う頭痛を指す。これらは脳出血や脳梗塞といった重篤な疾患の可能性が潜んでいるため、絶対に放置せず、即日救急外来や専門医を受診しなければならない。

 「台風のたびに頭痛薬を飲んでいるけれど、その都度病院に行くのが大変」「漢方が効くと聞いたけれど、どれを選べばいいのかわからない」といった悩みを抱える人は多い。
そうした外出が億劫になる台風前後の体調不良時こそ、オンライン保険診療の活用が有効な選択肢となる。クリニックフォアのオンライン保険診療(内科)では、受診当日の問診・診察のうえ鎮痛剤などの処方が可能で、いつもの対面診療と大きく変わらない費用で受診できる。

 処方・対応できる主な薬剤として、まずはロキソプロフェンやイブプロフェン、アセトアミノフェンといった「鎮痛剤(NSAIDs・アセトアミノフェン)」が挙げられる。これらは症状が出始めた初期の段階で早めに服用することで、より高い効果が期待できる。また、体内の水分バランスを整える漢方薬「五苓散(ごれいさん)等」も気圧変化による頭痛やめまい、むくみに有効とされている 。特に頭痛に伴ってめまいや顔のむくみを感じる人に処方されることが多い。

 医療機関での適切な処方や薬による治療とあわせて、日常生活の中で行えるセルフケアを組み合わせることも症状の緩和に非常に効果的だ。

 専門家が推奨する対策として、まずは気圧予報アプリを活用して事前に気圧の急激な変化を把握し、体調管理やスケジュール調整に役立てることが挙げられる。また、脱水状態は頭痛の直接的な原因になり得るため、喉の渇きを感じる前にこまめな水分補給を心がけたい。さらに、耳のまわりを優しくくるくるとマッサージして内耳周辺の血流を促すことも、気圧変化による頭痛の緩和に有効とされる。日常の体調管理においては、自律神経の乱れを整えるための十分な睡眠確保や、症状を悪化させないための冷え対策を意識することが大切だ。そして何より、頭痛やだるさなどの症状が現れたら初期の段階で無理をせず、早めに休息をとることが回復への一番の近道となる。


 台風6号の影響により、これから週末にかけて全国的に気圧の乱高下が予想される。つらい頭痛が続く場合や、いつもと違う異変を感じる場合は、決して無理をして我慢を続けず、クリニックフォアのようなオンライン保険診療も賢く利用しながら、早めに医療機関へ相談してほしい。
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