車いすテニスの今季4大大会第2戦全仏オープンが日本時間2日に開幕。世界女王の上地結衣(三井住友銀行)は、2月にパワーアップを目指し、新たなラケットを導入。

慣れるのに時間がかかり、前哨戦2大会では1回戦と準決勝で敗退と結果につながっていない。しかし、「厳しい戦いが続くが、全力で戦いたい」と、2連覇に全集中だ。

 ―現在のコンディションは?

 「ヨーロッパの大会に移動したのは早くて、イタリアのローマの大会に、それから1週間バルセロナで練習して、前哨戦に出てからパリに来ました。結構どの大会も暑くて、日本で練習をしていた感じとなかなか違くて、正直苦戦しています(笑)。日本ではほとんど室内で練習しているので、ボールの跳ね方も違いますし、各コートの土の質感も違います。それだけでなく、今年の2月に新しいラケットにモデルをチェンジしたので、そのあたりの感触がまだつかめず思うようにプレーできていないところも少しあります」

 ―今年のローランギャロスの感触は?

 「今日のこの暑さでも、先週と比べるとかなりマシになったと現地の方にお聞きしました。明日以降は、雨も予報されていますがさらに涼しくなるそうです。ここ数年で16ドローに変わって決勝戦まで長い道のりになるので、1ラウンド目から難しい戦いになると思います。自分ができることに集中して、1試合ずつ戦っていきたいです」

 ―全豪オープンの結果を受け、本大会に向けてどのような練習をしてきた?

 「まずは全豪オープンで優勝するには何が足りなかったのかというところを見直しました。他には、クレーや芝など、ハードコートではないシーズンが始まるので、コートを広く使うことなど動きの面でハードとは違う戦い方の準備が必要だと思いました。その中の1つとして、思い切ってラケットを変えました。自分が目指している攻撃的なプレーコンセプトに、今使わせていただいているラケットが非常に合っています。

失敗を恐れずに、これまで以上にアグレッシブに戦っていきたいです」

 ―モチベーションはどこから生まれる?

 「勝った試合も負けた試合も含めて、自分が100%満足できた試合はこれまで一度もありません。100%満足できた練習もないので、何か足りないところがあるんだと思います。まだ挑戦していないことや、できないことがたくさんあると思ったら、本当に終わりがないです。タイトルで言うと、ウィンブルドンはシングルスで優勝できていないので、そこに対するモチベーションは非常に高いです」

 ―ファンの皆さまに意気込みをお願いします。

 「いつも応援ありがとうございます。本当に皆さまの応援が力になって、1ポイント1ポイント戦いきろうと思えています。今大会も厳しい戦いが続くと思いますが、全力で戦いたいと思いますので、応援ぜひよろしくお願いいたします」

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