京都市内でクリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=が展開するカフェ「CL Fashion&Cafe」で6月2日、今年のメルボルンC・G1(11月3日、豪州・フレミントン競馬場、芝3200メートル)で授与される1億円相当の金色の優勝カップが披露された。

 「2026 レクサスメルボルンカップツアー」で唯一、日本での展示場に選ばれた同カフェでは、ルメール騎手の特別トークショーも実施。

同騎手は2011年にフランス調教馬のドゥーナデンで制してから15周年となり、貴重な映像も上映された。

 レッドカドーとの鼻差の大激戦を制してのV。「メルボルンCの特徴として、多頭数。14番枠からスタートしました。出てすぐ、いいポジションを取りました。1周目のスタンド前がひとつのポイント。1周目のスタンド前は大歓声があがるので、馬が行きたがってしまって。どうやってコントロールするかというのが、このレースのひとつのポイントです」とレース映像を見ながら解説した。

 オーストラリアで初めての騎乗だったが、乗れるか分からないなかで日本から豪州に向かったという。ドゥーナデンをその前のレースで勝利に導き、メルボルンCで乗る予定だった豪州のトップジョッキー、クレイグ・ウィリアムズ騎手が騎乗停止に。1週間前にマイケル・デルザングル調教師から「来て乗れるかい?」と電話があって、急きょ豪州に向かった。だが、到着した段階でもウィリアムズ騎手は騎乗停止に対して提訴しており、その結果が分からない状況だった。

 不確定要素の多いなかで豪州に向かってつかんだ栄光に、ルメールは「予期していないときに、予期していないことが起こった。予期していない勝利を手にすることができた。私の人生のなかでも、最高の贈り物だったと思います」と15年前を思い起こした。最後に当時の映像を見て「若かったね」と日本語で言うと、会場で笑いが起こった。

編集部おすすめ