◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人3―2オリックス(2日・東京ドーム)

 巨人の大勢投手が8回に登板して1回9球で無安打無失点。移籍後初勝利を目指した則本の白星を守った。

 3―2の8回からマウンドへ。この回の先頭の代打・来田の左前へ抜けそうな打球を三塁手・坂本が体勢を崩しながらも一塁へ送球してアウト。さらに、1番・中川の強烈な当たりを坂本は一度グラブに当てながらすぐに拾い上げて冷静に一塁に送球して2アウトに。2番・渡部は空振り三振に抑えた。仲間の守備にも助けられながら大勢は最速154キロの直球などで3人で片付けた。

 ベンチで見守っていた則本はガッツポーズ。ベンチへ戻ってきた大勢に対し、笑顔で帽子のつばを握ってお辞儀をしていた。

 5月13日の広島戦(福井)では、5度目の挑戦で移籍後初勝利を狙った先発・則本が7回無失点の好投で、勝利投手の権利を持ったまま降板。その後1―0の8回から2番手で登場した大勢が1死から1番・大盛に右翼への同点ソロを浴びた。勝利まであとアウト5つの中、痛恨の一発。チームは延長12回に坂本が逆転サヨナラ3ランを放って勝利したが、右腕にとっては悔しい結果となっていた。大勢は「前回の勝ち試合で則本さんの勝ちを消してしまっているので。

あの時もいろいろ声をかけてくださったり、クローザーの経験とかいろんなことを教えていただいたので、何とか結果で恩返ししたかった」と語った。

 一方で坂本の守備にも助けられ「先頭から本当に助けられましたし、ノールックで投げられていましたし、20年も野球やってるので、さすがだなって思いましたね」と脱帽だった。

 則本とは試合後に「ウェートルームで熱い抱擁をしていただきました」と明かしたが、ベンチで勝利をつかんだ瞬間については「ライデルのツーシームがすごいなって話をずっとしていました。156キロでベンチからも見ていても動いていて」とまさかのエピソードを明かした。

 待ちに待った則本の1勝を後輩である右腕も笑顔で祝福。「移籍して1年目の年でクローザーも先発も経験されている中で苦しいことも乗り越えてやられてこられたと思いますし、僕らに遠慮なく教えてくださる姿や言葉はひとつひとつ勉強になる。それを自分が則本さんの年になった時に後輩に教えてあげられるようにしたいと思います」と先輩の教えを継承することを誓った。

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