スーパーマーケットの調味料コーナーに並ぶ、本みりんとみりん風調味料。どちらを選べばいいか、迷う人も多いのではないでしょうか。
本記事では、みりんの産地として知られる愛知県碧南市が拠点の専門メーカー、九重味淋株式会社(以下、九重味淋)の見解をもとに、2つの違いと料理ごとの使い分けを解説します。
原材料も調理効果も、実はまったくの別物
本みりんの原材料は、もち米や米こうじと焼酎など米由来のものが中心で、アルコール度数は14度前後。
一方のみりん風調味料は、水あめと調味料や酸味料などが主な原材料で、アルコール度数は1%未満です。
※写真はイメージ
九重味淋によると、こうした原材料の違いは価格にも反映されるそう。
さらに、本みりんは酒類扱いで消費税10%、みりん風調味料は食品扱いで8%が適用されています。
2つの違いがはっきり出るのは、実際の調理場面です。
本みりんはアルコール度数が高いので、食材の臭みを消す効果、煮くずれの防止、ほかの調味料を浸透させる働きが期待できるでしょう。
一方のみりん風調味料は水あめ由来の甘みが主で、まろやかな甘みを手軽に加えやすくなります。
本みりんとみりん風調味料は、原材料も用途も異なる別の調味料として扱うのが正解です。
どんな料理に向いている?使い分けの目安
九重味淋は、てりや旨みを出したい時や魚の臭みを消したい時は本みりんを、加熱しない料理やアルコールをできるだけ避けたい場面ではみりん風調味料をすすめています。
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【ブリの照り焼き】
てりつやと甘さが引き立ち、魚の臭みはアルコールが臭み成分と結びついて揮発し、本みりんの香気成分によるマスキング効果も発揮。
【肉じゃが】
煮くずれを防ぎながら旨みをアップ。本みりんが得意とする煮物の代表格。
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和え物やドレッシングなど、火を通さない料理にはみりん風調味料がよいでしょう。
アルコール度数がごく低いので、子供や苦手な人がいる場面でもそのまま使えそうです。
そもそもみりんを使う理由とは?
『みりんを使う』ことへのハードルを感じている人には、九重味淋が紹介するこんな使い方がおすすめ。
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・ご飯3合を炊く時、本みりん大さじ1を加えるとつやよく炊き上がる。
・味噌汁に少量加えると、まろやかな味わいに。
・本みりんを煮詰めてアルコールを飛ばした『煮切りみりん』は、ハチミツのような上品な甘みのシロップになり、パンケーキのトッピングや菓子作りにも活用できる。
九重味淋は「醤油や味噌のように主役ではないけれど、みりんがあるのとないのでは味の深みやこくが格段に変わる」と話します。
本みりんとみりん風を使いこなして、毎日の食卓をもっと豊かに
本みりんとみりん風調味料は、それぞれ違った役割を持つ別の調味料です。
料理に合わせて使い分けるだけで、いつもの一品がぐっとおいしく仕上がります。
ぜひ今日から、料理に合わせて選んでみてくださいね。
[文・取材/ブリジア 構成/grape編集部]









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