クラフトワーク(KRAFTWERK)は、紛れもない伝説だ。彼らはテクノポップ、もしくはエレクトロミュージックなるジャンルのパイオニアとも呼ばれ、アメリカとイギリス以外の場所からも世界的なポップミュージックが生まれることを証明しただけでなく、1970年の結成以後、テクノロジーと人類との関係性を徹底的に探求し続け、様々な領域のアーティスト/ミュージシャンたちに絶大な影響を与えてきた。
KRAFTWERK MULTIMEDIA TOUR 20262026.5.1 at SGC HALL ARIAKE
完璧なパフォーマンスだった。というか、圧倒されてしまった。すでに彼らのライブをご覧になったことのある方のほとんどが知っているように、クラフトワークのライブは2000年代序盤から、ステージ上にメンバーが横並びになり、それぞれが直立して機材を触りながら進行していく形だ(10年代前半のある時期は観客が3Dメガネを着用して体験するという特別な演出はあった)。基本MCはなし。観客を煽るなんて以ての外。それは今回も例外ではなかった。電飾スーツを着た4人がステージに並び、動きという動きはなし。その上、2003年のアルバム『Tour de France』以降、クラフトワークはオリジナルアルバムをリリースしていない。つまり、ライブのスタイルに変化はなく、新曲という新曲もないということだ。にも関わらず、クラフトワークが届けたのは間違いなく素晴らしいライブ体験だったのだ。この圧倒的なライブ体験の大きな要因の一つは、おそらく会場に由来しているだろう。
もちろん、このライブを完璧たらしめている理由は他にもある。これまでの彼らのライブでもそうだったが、『MULTIMEDIA TOUR』と題された今回のツアーでも音だけでなく、映像、照明などが完全に同期している点はいつ観ても新鮮だ。
アンコールでは“The Robots”を披露。冷たいサウンドに、機械的な音声で<We are the robots(我々はロボットだ)>というリリックが響き渡る。これぞクラフトワーク! テクノロジーと人類との関係性を探求し続け、それによって様々な視点を、疑問を、私たちに与えてくれるのだ。現在の私たちの日常の中には、配膳ロボットも、AIも、自然と組み込まれているが、それは私たちの願ったことだったのだろうか。テクノロジーとの同居/共生の先に何があるのか。その先を、私たちは本当に求めているものなのか。私たちは折に触れて自らに問い直す必要があるのだろう。
Text by 高久大輝Photo by 土居政則
INFORMATION
KRAFTWERK MULTIMEDIA TOUR 20262026.5.1 at SGC HALL ARIAKE
set list01.Ansage02.Numbers - Computer World03.Home Computer04.Spacelab05.Airwaves06.Tango07.The Man-Machine08.Electric Café09.Autobahn10.Computer Love11.The Model12.Neon Lights SAKAMOTO ~ Merry Christmas Mr. Lawrence (Tribute to Ryuichi Sakamoto)13.Radioactivity14.Tour de France15.Trans-Europe Express16.Pocket Calculator (Dentaku) 17.La Forme18.Planet of Visions19.Boing Boom Tschak20.Techno Pop21.Musique Non StopEncore22.The Robots
Radio-Activity: 50th Anniversary Edition
2026.05.15 (FRI) Releaseドイツが生んだ偉大なるテクノ・バンド=クラフトワーク。結成以来一貫してクラウトロックの代表格として、またテクノポップを開拓した先駆者として革新的なサウンドとヴィジュアルを創り出し、その前衛的なライヴ・スタイルとともに、音楽シーンに大きな影響を与え続けている彼らの魅惑的なモダニズムの傑作、『放射能(ラジオ-アクティヴィティ)』が新たなアートワークとドルビー・アトモス・ミックスを含むブルーレイ・オーディオ、そして新たなアートワークでのピクチャー・ディスク・アナログLPの2形態でのリリースが決定!
BLU-RAY AUDIOPICTURE DISC VINYL© Qetic Inc.
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