スウェーデン女子1部のローゼンゴードは5日、イングランドWSLのマンチェスター・シティからMF大山愛笑が2025シーズン終了までの期限付き移籍で加入することが決まったと発表した。
大山は2004年9月19日生まれの20歳。
2024年のU-20女子ワールドカップでは、同学年の小山史乃観(現ノースカロライナ・カレッジ)とのボランチコンビで躍動。中盤のダイナモとして全7試合に出場し、日本の準優勝に貢献している。
迎えた2025年1月、長谷川唯などなでしこジャパン選手が4名在籍するマンチェスター・シティへ電撃加入(大学は休学)。すでにデビューも飾っているが、出場機会を求めて移籍を決断したようだ。
「FCローゼンゴードでプレーできることを嬉しく思います。このクラブについては良い話しか聞いていませんし、ここでのプレーがとても楽しみです」と大山。クラブのスポーツディレクターであるエメリー・ルンドベリ氏も大山について以下のように語り、期待を寄せた。
「大山選手は、以前からスカウティングしていた選手です。彼女はマンチェスター・シティでもチャンスを得ましたが、出場機会は限られていました。今回、彼女の成長を支えるためにマンチェスター・シティと合意し、今シーズンの残り期間のレンタルが実現しました。
彼女は技術が高く、戦術眼に優れたミッドフィルダーで、チーム内の競争を活性化してくれると信じています。それが他の選手たちの成長にもつながるはずです。この秋、彼女がどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです」
昨季は、なでしこジャパンMF谷川萌々子(現バイエルン・ミュンヘン)の得点王に輝く大活躍もあり、2年ぶりのリーグ優勝を達成したローゼンゴード。
今季はここまで7位に甘んじており、後半戦の巻き返しに向けて大山にかかる期待は大きそうだ(スウェーデンリーグは春秋制)。