かつて日本代表として活躍した乾貴士。
2018年ワールドカップのベルギー戦で叩き込んだミドルシュートは、代表史上に残るスーパーゴールだった。
37歳になった乾は、J1の清水エスパルスでプレーを続けている。
そうしたなか、乾は元プロ野球選手の鳥谷敬氏との対談を行い、その模様が清水と乾のYouTubeチャンネルで公開された。
現在、44歳の鳥谷氏は、かつて阪神タイガースと千葉ロッテでプレーしたレジェンド。
滋賀出身の乾は、祖父の代から大の阪神ファンだそう。
引退後について語るなかで、サッカー界と野球界の指導者ライセンスについてこんな話をしていた。
乾「(指導者として)子供たちを見たい気持ちもすごいあるんですけど、プロの指導者になりたい気持ちもあるんですけど、ライセンスをとりにいかないとダメなので、それがすごい面倒くさくて」
鳥谷「(大久保)嘉人と同じこと言ってる(笑)」
乾「あのライセンスがなければ。野球ってないじゃないですが、うらやましいなぁって思うんですよね」
鳥谷「(サッカー界で最上位のライセンス取得まで)4~5年かかるんですよね」
乾「そうです、最短で4~5年。B級くらいまで現役中にとれるんじゃないかなって感じです。代表に入っている、入ってないで期間がちょっと変わるみたいなんですけど、最短でBまでとっておけば、2年とかでいけたりするみたいです」
鳥谷「それでも2年かかるんだ。じゃあ、代表の監督をやりたいってなったら、だいぶ時間をかけて」
乾「でも、代表の監督は絶対嫌やなぁ(笑)俺は嫌ですね、やりたくないですね」
鳥谷「嫌なんだ(笑)そこはなんでそこは違うんですか、全然?」
乾「なんか、あんなしんどい仕事、ちょっと無理じゃないですか?侍ジャパンの監督、やりたいですか?」
鳥谷「そもそも、普通の監督もやりたくない(笑)(侍ジャパンなら)もっとやりたくない、責任とりたくない」
乾「あぁ、そうなんだ。阪神の監督になるんかなと思ってましたよ」
日本代表は森保一監督が2018年から率いているが、乾は相当な重責と感じているようだ。
鳥谷氏も「(阪神の監督は)なれたとしても難しい仕事なのよ」と語っていた。