「2025年になってからすぐに現役引退した」スター選手4名
「2025年になってからすぐに現役引退した」スター選手4名

2025年を迎えてからまだ1ヶ月半ほどしか経過していないが、多くのスター選手がこのタイミングでスパイクを脱ぐことを発表している。日本ではあの柿谷曜一朗が引退を表明して大きな話題を集めていた。

今回は『Planet Football』から「2025年を迎えたあとに引退を表明した有名サッカー選手」をご紹介する。

マルセロ

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所属した主なクラブ:レアル・マドリー、フルミネンセなど

代表:ブラジル

少年時代から所属していたクラブのフルミネンセで1年プレーしたあと、36歳の左サイドバックは正式に引退を表明した。レアル・マドリーで長くそのキャリアを積み重ね、信じられないほどの成功を収めた男だ。

クラブとブラジル代表で合計31個ものメジャータイトルを獲得しており、リーガ優勝6回、チャンピオンズリーグ優勝5回、コパ・リベルタドーレス優勝1回、FIFAコンフェデレーションズカップ優勝1回を経験。さらにFIFAワールドイレブンに6回選出されている。

ロベルト・カルロスの後継者となった彼は2010年代にレアル・マドリーを支えた唯一無二の「司令塔的サイドバック」であり、誰も彼に代わる選手はいなかった。

フェリペ・メロ

「2025年になってからすぐに現役引退した」スター選手4名
「2025年になってからすぐに現役引退した」スター選手4名

所属した主なクラブ:フィオレンティーナ、インテル、ユヴェントス、フルミネンセなど

代表:ブラジル

41歳で今年現役を引退することを発表した「狂犬」フェリペ・メロ。ピッチ内での激しすぎるプレースタイル、そしてトラブルを恐れない溢れんばかりの闘争心は、キャリアの終盤になっても衰えることはなかった。

彼のハイライトは2010年のワールドカップでアリエン・ロッベンを踏みつけ、西村主審にレッドカードを提示された場面だ。彼にとっては苦い思い出であろうが、フェリペ・メロのスタイルを象徴するような一瞬であった。

サッカーファンに愛憎入り混じった感情で受け入れられた彼は、多くのクラブでカルト的な人気と反発の両面を受けたほか、ゲーム「FIFA」シリーズでは強力で万能なカードとしてユーザーに愛された。

シモン・ケアー

「2025年になってからすぐに現役引退した」スター選手4名
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所属した主なクラブ:セビージャ、リール、ミラン、アタランタ、ローマなど

代表:デンマーク

35歳で輝かしいキャリアに終止符を打つことを決めたデンマーク代表DFシモン・ケアー。長く様々なクラブでプレーしたが、メジャータイトルは2021年にセリエAを制覇した時のものだけ。記録よりも記憶に残る選手であった。

デンマーク代表史上最多キャップを持っている彼は、4回のワールドカップと2回の欧州選手権に出場。

そしてEURO2020ではピッチ上で心臓発作を起こしたクリスティアン・エリクセンをいち早く救助した選手の一人である。

混乱の中で冷静な態度を保ち、メディカルチームを呼び、救命活動を受けるエリクセンの姿を見せないようにチームメイトで周りを囲んだ。さらにパニックに陥るエリクセンの妻を落ち着かせた。その行動からUEFA会長賞を授与されている。

トミー・スミス

「2025年になってからすぐに現役引退した」スター選手4名
「2025年になってからすぐに現役引退した」スター選手4名

所属した主なクラブ:マンチェスター・シティ、ハダーズフィールド、ミドルズブラなど

代表:イングランド

ハダーズフィールドでプレーしていた右サイドバックのトミー・スミス。プレミアリーグでも活躍を見せた選手であるが、今季所属していたミドルズブラでは不運に見舞われた。

2023年10月にアキレス腱を断裂する重傷を負うと、それから1年半にわたってリハビリを行ったものの回復が思わしくなく、ピッチに戻ることができなかった。

絶望的な状況の中で32歳になった彼は若くしてピッチを離れることを決断。「計画通りに進まなかった。命をかけてやってきたスポーツから離れるなんて、信じられないほど辛いことだ」と言葉を残し、スパイクを脱いだ。

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