2012年に人類の歴史上もっとも高い距離からのフリージャンプを成功させたエクストリームスポーツ選手、フェリックス・バウムガルトナーが事故死したとのこと。

フェリックス・バウムガルトナーはオーストリア出身の56歳。レッドブルとのパートナーシップを結び、2012年に40kmの高さからの自由落下ジャンプを成功させた「世界最高のジャンパー」である。

5年間もの時間と1245万ドルもの資金をかけて準備された成層圏からのジャンプは、最高速度1357km/hを記録して音速の壁を破り、9分38秒もの時間をかけて地球へと降りたつことに成功。

その挑戦はYoutubeでライブ配信され、前例のない800万人もの視聴者数を集めるなど、世界的なイベントとして大きな話題になった。

『La Republica』によれば、当該の事故は17日にイタリア頭部のポルト・サンテルピーディオで発生したという。

バウムガルトナーはアドリア海の沿岸をパラグライダーで飛行していた際にコントロールを失い、キャンプ場のプールへと墜落。その後、通報を受けて現場に到着した救急隊によって死亡が確認されたとのこと。

なお、墜落の際にはプールにいた女性がバウムガルトナーと衝突する事故があったものの、彼女は幸いにして命に別状はないという。

バウムガルトナーはおそらく空中で心臓発作を起こしてしまったと考えられており、プールに落下する以前に死亡していたと伝えられている。

世界的なジャンパーの死で世界的に悲しみが広がっており、バウムガルトナーのInstagramにはサッカー界からも追悼のメッセージが送られている。

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