
このところ日本人選手も数多くプレーするようになったイングランド2部のフットボールリーグ・チャンピオンシップ。プレミアリーグほどではないものの、数多くのファンが試合に訪れて盛り上がりを見せているコンペティションだ。
今回は『Planet Football』から「イングランド2部リーグでプレーするにはあまりにも優秀すぎる7名の有望プレーヤー」をご紹介する。
ボルハ・サインス
クラブ:ノリッジ・シティ
国籍:スペイン
年齢:23歳
ジェームズ・マディソンもそうであるし、エミリアーノ・ブエンディアもそうだ。ノリッジ・シティは2部で技術力ある選手を育てることに定評がある。次なるスターはボルハ・サインスになるだろう。
2023年にギレスンスポルから加入した23歳のスペイン人は、今季の公式戦23試合で16ゴールを奪取し、2アシストを記録している。
エイバルなどでプレーしたDFナバーロを父に、アスレティック・ビルバオで活躍した名守備的MFカルロス・ガルシアを叔父に持つエリートは、今季ゴール期待値を上回るスーパーシュートを何度も決めてきた。
クリス・リグ

クラブ:サンダーランド
国籍:イングランド
年齢:17歳
サンダーランドも長年にわたって質実剛健な選手を輩出してきたが、クリス・リグは近年で最も大きな期待を持てる有望なプレーヤーだ。彼の潜在能力は桁外れである。
怪我人続出のため、昨年1月に急遽初のベンチ入りを果たした彼は、その後すぐにデビュー。学生として週に1、2回のみ練習に参加するという状況ながら、その能力は即座に認められた。
既にマンチェスター・ユナイテッドが関心を持っているという。体力と技術を兼ね備えたMFであり、ボランチもサイドもトップ下もこなす。
田中碧

クラブ:リーズ・ユナイテッド
国籍:日本
年齢:26歳
現在イングランド・フットボールリーグチャンピオンシップには複数の日本人選手が在籍しているが、その中でも最も素晴らしいプレーをしているのは田中碧である。
リーズ・ユナイテッドはこの夏の移籍マーケット最終日にフォルトゥナ・デュッセルドルフから彼を獲得した。その移籍金は340万ポンドとなったが、今となってはあまりにも安いものだったと言える。
先発メンバーに定着した彼は攻守にわたって大きな貢献をしており、試合終盤にも衰えることのない運動量で勝利への渇望を見せている。現在の調子を維持すれば、彼の将来は間違いなく5大リーグに向かうだろう。
マイケル・クーパー

クラブ:シェフィールド・ユナイテッド
国籍:イングランド
年齢:25歳
シェフィールド・ユナイテッドは、今夏プリマス・アーガイルから24歳のGKマイケル・クーパーを獲得するために200万ポンドを費やした。それはあまりにもお買い得な取引であった。
彼は今季のシェフィールド・ユナイテッドで守護神となり、リーグ最高のショットストッパーとなっている。84%ものセーブ率を誇るほか、19試合で13回ものクリーンシートを達成してきた。
イングランド代表はジョーダン・ピックフォードが長年ゴールマウスを守っているが、今後数年間で彼がその座を奪い取ることになっても不思議ではない。
フィン・アザズ

クラブ:ミドルズブラ
国籍:アイルランド
年齢:24歳
11月にフットボールリーグ・チャンピオンシップ月間最優秀選手賞を獲得したミドルズブラのフィン・アザズ。イスラエルの血を引いているアイルランド代表MFは、豊かな創造性を持ったアタッカーだ。
マイケル・キャリック監督が率いているチームの中で攻撃の中心となっており、今シーズンはすでにゴールとアシストを合わせて14点に貢献している。
また、今シーズンのフットボールリーグ・チャンピオンシップで最も多くのチャンスを作り出した選手でもあり、データが彼の才能を証明している。
ギオルギ・チャクヴェターゼ

クラブ:ワトフォード
国籍:ジョージア
年齢:25歳
成績については公式戦21試合で1ゴール5アシストと秀でてはいないかもしれないが、このジョージア出身の攻撃的MFは誰よりも多くのシュート機会を作り出した選手である。
フィン・アザズの次にチャンスクリエイト数が多い選手でもあり、さらにこのリーグで2番目に多くのドリブル突破を成功させた人物でもある。様々な点で攻撃に貢献できる選手だ。
ジョージア代表として豊富な国際経験も持っていることを考えれば、プレミアリーグのクラブから声がかかる日も遠くはないだろう。
ジョーブ・ベリンガム

クラブ:サンダーランド
国籍:イングランド
年齢:19歳
兄であるジュード・ベリンガムのおかげで、彼は過大評価されたり過小評価されたりするわけだが、間違いないのは今季のチャンピオンシップで最高レベルのミッドフィルダーの一人であるということだ。
彼はすでに18試合で3ゴール3アシストを記録しており、先日のスウォンジー戦では3-2の勝利につながる逆転ゴールを決めてみせた。
クリス・リグとともに今季のサンダーランドで最も多くのチャンスを作った選手でもあり、名前のインパクトもあって世界中のクラブから関心を集める存在になっている。