レアル・ソシエダのライバルとしても知られるスペイン1部のアスレティック・ビルバオ。

クラブは8日にDFジェライ・アルバレスに対して、UEFAから10か月の出場停止処分が下されたと発表した。

アルバレスはスペイン代表に招集されたこともある30歳のディフェンダー。

UEFAは選手に故意はなかったことを認めつつ、禁止薬物の摂取は、脱毛予防薬を不適切に使用したことが原因であり、現行の規則では選手が自身の行動に責任を負うため、服用前に薬物の使用が許可されているかどうかを確認するべきであったことを改めて強調したとのこと。

アルバレスは、5月のUEFAヨーロッパリーグ対マンチェスター・ユナイテッド戦後の検査でカンレノンの陽性反応が出ていた。

彼は今年6月2日から暫定的な出場停止になっていたため、2026年2月2日から練習を開始し、4月2日から試合に出場できる。

『BBC』などは「2016年に精巣がんと診断されたアルバレスは、それ以来、脱毛症の治療の一環としてこの薬を服用していたと主張している。カンレノンは利尿剤で、隠蔽剤として使用されることもある」とも伝えている。

ビルバオは、アルバレスへの処分について、スポーツ仲裁裁判所に提訴するかを検討しているという。

編集部おすすめ