日本代表が世界最速で予選を突破した2026年W杯。

同大会の共催国であるアメリカ・カナダ・メキシコを除く北中米カリブ海諸国の最終予選は9月から始まる。

グループBを戦うジャマイカ代表は、日本代表とも対戦した1998年大会以来のW杯出場を狙うが、悪童FWを鞍替えさせるようだ。

『BBC』によれば、23歳のメイソン・グリーンウッドのジャマイカ代表入りが迫っているという。

グリーンウッドは、2020年に弱冠18歳でイングランド代表デビューを飾った元神童FW。

名門マンチェスター・ユナイテッドで将来を嘱望される存在だったが、2022年に女性に対する性的暴行未遂容疑などで逮捕されると不起訴となったものの、女性団体などから強い反発があったことでチームに復帰できず。

スペインのヘタフェを経て、2024年夏にフランス1部マルセイユに放出されるとシーズン22ゴールと大暴れ。

それでもグリーンウッドは、イングランド代表から実質的に永久追放されたままだった。上層部は彼の代表復帰は悪評を招く恐れがあり、あまりにリスクが大きいと判断したとされている。

そのため、グリーンウッドは父親の祖国でもあるジャマイカへの鞍替えを決断。

すでにジャマイカのパスポートを取得しており、イングランドサッカー協会からジャマイカサッカー連盟への変更手続きさえ完了すれば、来月のW杯予選に出場できるという。

現在、ジャマイカ代表を率いるスティーヴ・マクラーレン監督は、マンチェスター・ユナイテッドでアシスタントコーチを務めたほか、2006~2007年にはイングランド代表を指揮した経験もある。

ジャマイカは同監督のもとで英国育ちの選手たちを代表チームに引き入れる新たな取り組みを行っており、グリーンウッドもその一翼を担うとのこと。

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