8大会連続でワールドカップ出場を決めた日本代表。
他のサッカー強豪国と違う点のひとつが大学サッカー経験者が少なくないことだろう。
『Sportsseoul』によれば、韓国は日本から刺激を受けて、大学サッカーの強化に乗り出したという。
3月20日に日韓の大学選抜チームが対戦する定期戦「DENSO CUP」が行われ、日本が1-0で勝利した。
韓国大学サッカー連盟のパク・ハンドン会長は、DENSO CUPで日韓のサッカー格差を改めて実感したそう。
同会長は、2週間後に再び日本を訪れると、大学リーグ開幕戦を観戦。また、日本の大学リーグの運営方法や環境も視察したそうで、それを現場に活かしていきたいと強く願っているという。
具体的には、大学で活躍する優秀な選手を体系的に管理し、選手の能力向上を図るとともに、大学サッカー全体のレベルアップを図り、国際競争力を強化することを目指している。
大学連盟は技術委員会を設置し、U-19を含む学年別に常備軍を選抜、恒久的な運営体制を構築する。
技術委員長は、「大学サッカーのレベル低下が懸念されており、新たな競技システムを作ろうとしている。門戸を開き、実力のある選手たちが競い合い、成長していくことを期待する。国際競争力の強化にもつながるだろう」と述べている。
大学連盟は、27日にU-19常備軍選抜大会を開催。
大学リーグの「変化」を目の当たりにするため、Kリーグ関係者だけでなく、韓国代表のホン・ミョンボ監督も視察に訪れたそう。
かつてJリーグでもプレーしたホン・ミョンボ監督は「リザーブチーム制度は、優秀な大学選手を集中的に育成するための制度だと聞いた。とてもいいと思う。大学選手にとって大きなモチベーションになる。代表チームの責任者として、若い選手たちを頻繁に見て、関心を持つべき。代表監督が頻繁に姿を見せることは、アマチュアシーンにとってとてもいいこと」と話していたとのこと。
韓国には兵役があるが、そことの兼ね合いがどうなっているのかも気になるところだ。