
今季限りでパリ・サンジェルマンから退団することを宣言したキリアン・エムバペ。これまで数年に渡って移籍が噂されてきたが、ついに契約更新を拒否するに至った。
もちろんクラブにとっては移籍金すらも獲得できない形で放出を余儀なくされてしまい、大きな打撃になる。後釜となる選手の補強も必要だ。
今回は様々なメディアで報じられている「キリアン・エムバペの後釜候補」をまとめてみた。
ヴィクトル・ギョケレス
現所属:スポルティングCP
国籍:スウェーデン
現在パリ・サンジェルマンが獲得に動いていると言われる選手の1人が、守田英正のチームメイトでもあるスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレスだ。
今シーズンのポルトガルリーグでスポルティングCPを優勝に導いた点取り屋であり、その顔を覆うマスクパフォーマンスも含めてスター性も抜群であり、大きな人気を誇る存在である。
ただ、もちろんそのような彼であるからこそ様々なビッグクラブから注目されていると伝えられており、アーセナルやチェルシーなども獲得に動いていると伝えられる。
メディアが伝えるところによれば、少なくとも彼を獲得するためには1億ユーロ以上の移籍金が必要になるだろう。
ヴィクトル・オシメーン

現所属:ナポリ
国籍:ナイジェリア
キリアン・エムバペの去就がはっきりしない間からパリ・サンジェルマンの獲得候補として名前が上げられていたのが、ナポリのナイジェリア代表FWヴィクトル・オシメーン。
数日前にはジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオが「オシメーンはパリ・サンジェルマンではなくアーセナルかチェルシーに行く」と報道している。その理由はオシメーン自身が「リールでプレーしたことがあるため、フランスリーグに戻ることに興味がない」からだという。
しかし、キリアン・エムバペが退団したことによって再びオシメーンの獲得のウワサが広まっている。移籍金はおよそ1億3000万ユーロほどだというが。
フヴィチャ・クヴァラツヘリア

現所属:ナポリ
国籍:ジョージア
そして、ヴィクトル・オシメーンの獲得断念のウワサとともに流れていたのが「パリ・サンジェルマンはオシメーンよりもクヴァラツヘリアを狙っている」という情報であった。
フランスの『RMC Sports』が伝えたところによれば、パリ・サンジェルマンは2027年までナポリとの契約を残しているクヴァラツヘリアを狙っており、彼が「ルイス・エンリケ監督が最も希望する補強」であるという。
彼についても移籍金についてはおよそ1億2000万ユーロとかなり高額になると予想されており、大きな投資が必要になる。
ラファエウ・レオン

現所属:ミラン
国籍:ポルトガル
先日『L'Equipe』によって伝えられたのが、ミランに所属しているポルトガル代表FWラファエウ・レオンだ。センターフォワードもウイングもこなせるオールラウンダーで、エムバペの穴を埋められる存在だとリストアップされているという。
エムバペの退団によって給与が2億ユーロ削減できるため、ラファエウ・レオンに設定されている巨額の契約解除料を支払えるという話も。
メディアによればパリ・サンジェルマンは7000万ユーロから1億5000万ユーロの移籍金を提示してラファエウ・レオン獲得に向かっていると伝えられるが、その一方で選手本人がミランから退団することに全く前向きではないとか。
そしてミランも現在ラファエウ・レオンの契約を2027年まで延長したいと考えており、年俸を550万ユーロまで引き上げる準備もあるそうだ。
ベルナルド・シウヴァ

現所属:マンチェスター・シティ
国籍:ポルトガル
昨年も移籍が噂されていたマンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウヴァ。前線から中盤まで様々なポジションをこなすアタッカーで、戦術面でも技術面でも世界最高クラスだ。
『Le Parisien』によれば、パリ・サンジェルマンはこれまで2年連続でベルナルド・シウヴァの獲得を狙っており、この夏にも彼を引き入れるためのチャレンジを行うという。
マンチェスター・シティとの契約は2026年まで残っているが、『Sport』などによれば契約解除条項の額が5800万ユーロに設定されているという。もちろんこれはパリ・サンジェルマンにとっては十分に出せる額だ。