21日に行われたUEFAヨーロッパリーグ決勝で敗北し、今シーズンを無冠で終えることが決まったマンチェスター・ユナイテッド。
イングランド・プレミアリーグでも20チーム中16位という寂しい状況となっており、来季はチャンピオンズリーグなどUEFA主催の大会に出場することができない。
『Mirror』によれば、マンチェスター・ユナイテッドは財政的に推定1億ポンド(およそ170億円)の収入を失ったことになり、クラブの経営にも大きなダメージを負っているとのこと。
共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏は急速に財政再建を進めていることで知られており、就任以降450名ものスタッフを解雇してきた。
今シーズンの結果を受けて「現在所属している全選手を売却対象にする」ことを決めたという。
ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスにはサウジアラビアのアル・ヒラルが興味を示していると伝えられている他、アレハンドロ・ガルナチョやコビー・メイヌーなど若手選手にも移籍の可能性があるとのこと。
他にも期限付き移籍中のマーカス・ラッシュフォード(アストン・ヴィラ)やジェイドン・サンチョ(チェルシー)、アントニー(ベティス)らも今夏で放出する方針であるそう。
その資金で行う補強についてはマテウス・クーニャ(ウォルヴァーハンプトン)、リアム・デラップ(イプスウィッチ)、ラヤン・シェルキ(リヨン)、ヴィクトル・ギョケレシュ(スポルティングCP)らが考えられているが、ヨーロッパの大会に出られないこともあり、交渉がスムーズに進まない可能性もあると伝えられている。
なおマンチェスター・ユナイテッドは今週末のプレミアリーグ最終節を戦った後、すぐにイングランドを離れてマレーシアと香港でのアジアツアーに出発する予定だ。