
2月23日に開幕を迎えたJリーグ。2連勝をしたチームが一つもないという拮抗したスタートになり、今季も激しい戦いが予想される。
今回はそれに合わせてベガルタ仙台に所属した者のなかから「最強の外国人選手」を5名選出した。
マルコス
生年月日:1974年3月21日
ベガルタ仙台所属:2001~2004年
ベガルタ仙台での個人タイトル:J2得点王1回
国籍:ブラジル
ベガルタ仙台を初のJ1昇格に導いたブラジル人ストライカー。バイーアから2001年に日本へとやってきて、1年目から40試合に出場して34ゴールを決めるという鮮烈な結果を残した。
2年目もJ1で18ゴールを記録するなどエースストライカーとしてフル稼働したものの、その後負傷のためにほとんどプレーすることができなくなってしまったのが残念であった。
ボルジェス
生年月日:1980年10月5日
ベガルタ仙台所属:2006年
ベガルタ仙台での個人タイトル:J2得点王1回
国籍:ブラジル
ベガルタ仙台では1年しかプレーしていないものの、J2で41試合に出場して26ゴールを決める活躍を見せたブラジル人ストライカー。重戦車のような突進からシュートを放つパワフルな選手であった。
退団後はブラジルの名門サンパウロへと移籍し、さらにグレミオやサントスで活躍。母国でのインパクトあるプレーから30歳にしてブラジル代表に初選出されている。
チアゴ・ネーヴィス

生年月日: 1985年2月27日
ベガルタ仙台所属:2006年
ベガルタ仙台での個人タイトル:なし
国籍:ブラジル
ボルジェス、ロペスとともに2006年のベガルタ仙台を彩ったブラジル三銃士の1人。日本にやってきたときはまだ21歳と若かったが、卓越した左足のテクニックとキックによって活躍を見せた。
パラナ・クルーベからの期限付き移籍だったため1年で退団したが、その後フルミネンセへと移籍して活躍。評価を高めてブラジル代表に選出され、Aマッチ7試合に出場。2008年には北京五輪のメンバーにも選ばれた。
梁勇基

生年月日: 1982年1月7日
ベガルタ仙台所属:2004~2019、2022~2023年
ベガルタ仙台での個人タイトル:優秀選手賞1回、フェアプレー個人賞1回
国籍:北朝鮮
彼を外国人に入れるのも多少憚られるような気もする北朝鮮代表のリャン・ヨンギ。「ミスター・ベガルタ」の1人とも言えるレジェンドだ。
阪南大学から2004年にベガルタ仙台へと入団し、初年度からレギュラーとして攻撃的MFの一角を担った。それから16シーズンに渡ってチームの中心として重要な役割を果たし、一度サガン鳥栖に移籍したものの2年後に復帰。昨年限りで現役を引退した。現在はベガルタ仙台のクラブコーディネーターを務めており、今年のオフには引退試合が予定されているとか。
ウイルソン

生年月日:1985年3月21日
ベガルタ仙台所属:2012~2016年
ベガルタ仙台での個人タイトル:J1ベストイレブン1回
ベガルタ仙台でJ1のベストイレブンに選ばれた唯一の選手であるウイルソン。2012年に中国リーグの陝西宝栄から加入し、5シーズンに渡って日本でプレーした。なお、リャン・ヨンギを除けば仙台で最も長く所属した外国人選手である。
東日本大震災のあとのシーズンで仙台がリーグ2位に躍進した際のエースストライカーであり、32試合で13ゴールを奪取。AFCチャンピオンズリーグでも主力を担った。