昨シーズン限りで現役を引退した元日本代表FW柿谷曜一朗。ジーニアスとの異名で呼ばれた天才的なスター選手として活躍した。
その柿谷は、J-WAVEの『MILLION BILLION』で、人気ボーイズグループ『BE:FIRST』のJUNONさんと対談。今の若い世代との違いについて聞かれるとこう明かしていた。
「いまの10代20代の子たちはある程度完成されたまま、させられてプロになるというか。
いい指導者が増えてるのももちろんそうですし、元プロ、元代表の指導者がいたり、色んな経験をした指導者が多いからこそ、本来自分たちが持っているポテンシャルもそうですけど、別に抑えられてるわけではないけど、チームの戦術に合った選手が試合に出て活躍して成長してきているので。
意外性とか創造性に特化した選手が少なくなっているなという。昔は各チームにひとり、そういうのがいて、その選手の出来次第でチームの勝敗が決まるみたいな。
そういうのではなくて、チーム全員がチームに必要というか、そういう時代かなと思いますね、今は。
(いまは若手だけでなく、プロ選手が全体的にそうなっている)そうだと思います。サッカーをさせられているっていう言葉が合っているかどうかは難しいですけど。
プロであっても、10代のこれからプロを目指す子たちも含めて、試合をしている、サッカーをさせられているっていう感覚見ていてそう感じるのが多いですね。
それをサッカーは自分でするんだよっていうのを、それこそ小さい子には覚えてほしいな。
(今は)戦術vs戦術じゃないですか。
(サッカーというより)それ勉強をしているみたいで、ずっといま。
だから、サッカーは3枚でも4枚でも、戦術あってもなくても、ドリブルでかわしてシュートすればとか、そういうところにもっと楽しみを覚えてほしいなと思って」
いまはプロでも戦術ありきの選手が多くなっており、クリエイティブさが乏しいと感じているようだ。
これは天才的な選手だったからこそ言えることかもしれないが。