ブラジル・アラゴアス洲マセイオで発生した交通事故でソサイチ(7人制サッカー)のプロ選手であるレオ・メンデスが亡くなった。
アラゴアス洲選手権準々決勝の前日に起こった悲劇だったが、残されたチームメイトが亡くなったメンデスに勝利を届けた。
ブラジルメディア『グローボ』は先月26日、この事故について報道した。
同メディアによると、先月25日の夜、ボンバ・ド・ゴンザーガ地区で、恋人とともにバイクに乗っていたメンデスは、黄色信号で停車した際に後方からトラックに追突された。
2人は中央分離帯に投げ出され、メンデスは即死。恋人は重傷を負い、州立総合病院に緊急搬送された。
メンデスは地元のソサイチクラブ『レアル・フベントゥ』に所属しており、26日に予定されていたアラゴアス洲選手権準々決勝に出場する予定だった。
しかし、メンデスの事故死を受けて試合は延期され、今月2日に改めて試合が開催された。
この日、試合前には両チームの選手がフィールド中央で輪をつくり、亡くなったメンデスへ黙とうが捧げられた。
激しい攻防が繰り広げられたこの試合はPK戦の末、レアル・フベントゥがパウメイラ・ダ・プラカに勝利した。
メンデスの死は、チームに深い悲しみを与えたが、仲間たちは戦友の想いを胸に試合へ臨み、見事に勝利という形で彼を見送った。