日本代表が世界最速で予選を突破した2026年W杯。

通算4度の優勝を誇りながら、最近2大会は予選敗退に終わったイタリアは、現在欧州予選を戦っている。

グループIを戦うイタリアは、8日に行われたイスラエル戦を5-4というスコアで制した。

中立地ハンガリーで行われた一戦は、激しい点の奪い合いに。イタリアは終了間際の連続失点でまさかの同点に追いつかれるも、後半アディショナルタイムにサンドロ・トナーリの劇的ゴールでなんとか勝ちきった。

6月からイタリアを率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、5-0で勝利した5日のエストニア戦に続いて連勝となった試合後にこう述べていた。

「クレイジーな試合での勝利を喜んでいるが、選手たちのおかげだ。全身全霊を注いだが、チームはもっとソリッドにならなければならないので、改善する必要がある

確かに、俺が監督になって以来、最もクレイジーな試合だった。チームとしてプレーしたい、あるいは特定のことをしたいのであれば、ここは改善すべき点だから説明しよう。

4-2になった時点で、守備ブロックを形成しながら、相手を待ちつつ、リカバリーすることができたのに、組織的に超攻撃的なプレッシャーをかけたのは、あまりにも無謀だった。

もちろん、改善すべき点もあることは分かっている。それでも、この勝利を楽しんでいる。しかし、このチームはソリッドさを欠いてはならない。たとえ時間がなくても、そこは改善しなければならない。

選手たちは相手にプレッシャーをかけることに慣れているが、我々は違うやり方をしたいと思っている。

今日も相手のロングボールに苦戦したが、その後修正できた。これは改善すべき点だ。繰り返しになるが、選手たちに祝福の言葉を贈りたい。クレイジーな試合だったが、全身全霊で戦った。

(自らと比較されている)トナーリについて?サンドロの方が俺よりずっと上手い。自分は彼より技術も質も劣っていた。

戦術的には俺の方が優れていたかもしれないが、彼も他の選手と同じように重要な選手。チームを支えてくれる選手だし、これからもこの調子でいてほしい」

47歳のガットゥーゾ監督は、”狂犬“と呼ばれた現役時代にはイタリア代表MFとして活躍した熱血漢。

イタリアは欧州予選4試合で3勝1敗、ノルウェーに次ぐグループ2位となっている。

編集部おすすめ