
現在リヴァプールで出場機会を失っている日本代表MF遠藤航。
クラブは今季からオランダ人のアルネ・スロット監督へと交代したが、ベンチ入りすらも難しいような状況に陥っている。
オランダ人は主張がはっきりしており、他国の選手と衝突するケースも少なくない。ここでは、同じくオランダ人監督のもとで苦戦した選手たちを見ていきたい。
ラダメル・ファルカオ
所属クラブ:ミジョナリオス(コロンビア)
38歳になった現在は、母国コロンビアのミジョナリオスでプレーを続けているファルカオ。
ポルトやアトレティコではストライカーとして圧巻の成績を残していたが、その後加入したモナコでは初年度に大怪我を負った。
翌2014年にはローンでマンチェスター・ユナイテッドへ加入。ただオランダの奇才ルイス・ファン・ハールのもとでは途中出場が多く、プレミアでは4ゴールにとどまった。
その後チェルシーへのローンではさらに数字を落としたが、モナコへ復帰後はゴールを量産するようになり、エースの座に返り咲いている。
アルベルト・グズムンドソン

所属クラブ:フィオレンティーナ(イタリア)
今季はローンでフィオレンティーナへ加入しているアルベルト・グズムンドソン。アイスランド出身だが、16歳でヘーレンフェーンへ加入し、長らくオランダでプレーしていた選手である。
2015年にはPSVへ加入し20歳でトップチームデビューを果たしたが、同国のレジェンドであるフィリップ・コクー監督のもとでは出番が限られた。
翌シーズンからはAZでプレーし、徐々にその得点力を発揮。2022年の冬にイタリアのジェノアへ移籍し、昨季はセリエAでブレイクを果たした。
ジュニオール・フィルポ

所属クラブ:リーズ(イングランド)
今年からドミニカ共和国代表としてプレーしているDF、ジュニオール・フィルポ。スペインで生まれ育った選手であり、ベティスで頭角を現した。
2019年にバルセロナへ移籍。
2021年にはリーズへ加入したが、プレミアリーグでも絶対的な存在にはなれず。2年目には降格を経験したが、現在チャンピオンシップでは主力として活躍している。
サヴィーニョ

所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
今季新たにマンチェスター・シティへ加入したブラジル代表、サヴィーニョ。
母国ではアトレチコ・ミネイロでプレーし、18歳でシティ・フットボール・グループのクラブであるフランスのトロワへ加入した。
初年度はPSVへローンで加わったが、ルート・ファン・ニステルローイ監督が起用する余地はなかったようで、トップチームには定着できなかった。
ただ昨季はシティ系のジローナへの期限付き移籍で大ブレイク。ファン・ニステルローイは現在ユナイテッドでアシスタントを務めており、どのような再会になるか注目だ。
ミラレム・ピャニッチ

所属クラブ:CSKAモスクワ(ロシア)
今季からCSKAモスクワでプレーするMF、ミラレム・ピャニッチ。長くボスニア・ヘルツェゴビナ代表でプレーしたが今年5月に代表引退を表明した。
彼はフランスで若くして台頭した後、ローマ、ユヴェントスとセリエAのクラブで活躍し、その地位を築いた。
2020年にはバルセロナへ加入。ただそもそもスポーツ面とは関係のないトレードでの加入だったこともあり、当時のロナルト・クーマン監督のもとでは重用されず。
翌年にベシクタシュへローンで放出され、以降バルサでプレーすることはなかった。