サッカー日本代表は15日、韓国・龍仁ミル・スタジアムで韓国代表と対戦、1-0で勝利した。

アジア屈指の強豪国同士、そして積年のライバル国同士の戦いということで、同試合はE-1選手権の中でもトップクラスに注目される一戦だった。

しかしながら、観客数は18,418人に留まり、両チームのウルトラス(応援団)も目立たなかった。

こうしたことから、開催国である韓国国内では同大会が失敗に終わったのではないかという批判が相次いでいる。

韓国メディア『スポーツ韓国』は15日、平時の代表戦であれば6万人近いの観客動員を見込める日韓戦が、2万人すら動員できなかった点を批判する記事を公開。同紙はその原因について、平日開催であったこと、立地が悪いスタジアムでの実施であったことなどを指摘した。

加えて、本大会が国際Aマッチデーで実施されないことから、ソン・フンミンをはじめとした欧州クラブに在籍するスター選手を招集できない点が最大の原因であると分析している。

この問題は日本開催だった2022年にも指摘されており、豊田スタジアムで開催された日本対韓国の試合はわずか14,117人しか動員することが出来ていない。また、日韓戦以外では1,000人すら集まらない事態も常態化していた。

他方で、日本のファンにとってはポジティブなニュースも存在する。現地メディア『デイリーアン』は、日韓両国のウルトラスを比較すると、日本のウルトラスの方が多いように見えたと批評している。

今大会も課題が多く見つかったE-1選手権、アジアサッカー発展のため、人気ある大会へと成長させることはできるだろうか。

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