カルロ・アンチェロッティ監督の退任に伴い、来季からシャビ・アロンソ監督が就任することが確実視されているレアル・マドリー。
気になる新体制に関しては、Jリーグファンにとっても興味深い人事となりそうだ。
レアル・マドリーの情報に詳しいスペイン人ジャーナリスト、ラモン・アルバレス・デ・モン氏は21日に自身のSNSにて、シャビ・アロンソ体制のコーチングスタッフにベニャート・ラバイン氏が加わる予定だと伝えた。
ラバイン氏は1987年10月11日生まれの37歳。10代の頃からスポーツ科学を学び、2018年から地元サン・セバスティアンのレアル・ソシエダで分析チームの責任者を務めたのち、2023年にはJリーグの徳島ヴォルティスで監督に就任した。
徳島では現ガンバ大阪のダニエル・ポヤトス監督の後任として奮闘したものの、結果を残せず、2023年8月に契約を解除。その後はカタールのアル・ワクラやスペインのレアル・サラゴサでアシスタントコーチを務めていた。
シャビ・アロンソ監督は2019年から2022年にかけて古巣ソシエダのBチームで指揮を執っており、その時にラバイン氏と一緒に働いていたとのこと。また、ラバイン氏も2011年から3シーズンに渡りレアル・マドリーでカンテラ(下部組織)の分析官やアシスタントコーチを務めていた経験を持つ。
徳島の監督を解任されてからちょうど1年が経った昨年8月21日、「時間が経つのは本当に早いですね!今日で日本を離れてからちょうど一年が経ちました。日本のサッカー、人々、文化、そして日本そのものに恋をしました。家族と私は、また必ず日本で共に過ごし、その感動を再び味わえると確信しています!」と、日本語でXに投稿していたラバイン氏。
日本サッカーと縁を持つ若きスペイン人指導者の新たなチャレンジが注目される。