2026年W杯に向けた南米予選で4位と低迷しているブラジル代表。

現在、新たな指揮官を探しているが、レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督との交渉は破談に終わったとされている。

混迷しているセレソンの新監督候補のひとりとされているのが、ポルトガル人のジョルジュ・ジェズス氏だ。

同氏はスポルティングCP時代に田中順也を指導したこともある70歳の大ベテラン。

サウジアラビアのアル・ヒラルを指揮していたが、先日のAFCチャンピオンズリーグエリート準決勝敗退後に契約解除となり、フリーになった。

そうしたなか、『O GLOBO』は、「ネイマールと彼の父ネイマール・シニアがジョルジュ・ジェズスにノーを突き付けた」と伝えた。

2週間前にネイマールの父がブラジルサッカー連盟のエドナルド・ロドリゲス会長と苛烈な話し合いを行った際、ジョルジュ・ジェズスの雇用に反対したというのだ。その瞬間からジョルジュ・ジェズスは新監督候補の最下位に転落したとも。

ネイマールは今年1月までアル・ヒラルに所属しており、ジョルジュ・ジェズス監督から指導を受けていた。

ただ、ジョルジュ・ジェズス監督は、ネイマールがハイレベルでプレーするのはもはや厳しいことを示唆していたとされるなど不仲が噂されていた。そのため、ネイマール側はジョルジュ・ジェズスのブラジル代表監督就任に難色を示したというのだ。

ただ、ブラジルサッカー連盟はこの報道を否定。会長とネイマール父が最後に話をしたのは昨年11月だとして、「ネイマールの父親が代表についての決定に関与したというのは全くの事実無根」とした。

ブラジルは6月にエクアドル、パラグアイとのW杯予選を控えており、33歳になったネイマールが2023年10月以来の代表復帰を果たすのかが注目される。

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