日本代表MF遠藤航も所属する世界的強豪リヴァプ―ルのエースに君臨してきたエジプト代表FWモハメド・サラー。
先日、プレシーズンツアーで来日したリヴァプールは、東京都墨田区両国にある回向院での座禅も体験したが、日本文化に興味を持つサラーは、「回向院への訪問は啓発的だった」とSNSに綴っていた。
そのサラーがUEFA(欧州サッカー連盟)に批判的なSNS投稿をしたと話題になっている。
パレスチナサッカー協会は、『パレスチナのペレ』と呼ばれた元スター選手のスレイマン・アルオベイドが水曜日、ガザ地区南部で人道支援を待つ民間人をイスラエル軍が攻撃した際に死亡したと発表。
UEFAは「『パレスチナのペレ』ことアルオベイドに別れを告げる。最も暗い時代にあっても、数え切れないほどの子供たちに希望を与えた才能ある選手だった」とSNSで哀悼の意を表したが、サラーは「彼がどのように、どこで、なぜ死んだのか教えてもらえるか?」と返信していたのだ。
『Guardian』によれば、(イスラム教徒である)サラーは、イスラエルとパレスチナ紛争の間、常にガザ地区の人々に同情を表明してきたという。2年前には、同地域における救援活動を支援するために、エジプト赤十字社に寄付を行ったとも。
イスラエルによるガザ地区への支援物資搬入制限が問題になっているが、パレスチナサッカー協会は「死亡または餓死した選手の数は421人に達した」としている。