ドイツ・ブンデスリーガは2日、公式サイトで「2024-25シーズンのサプライズスター5名」を選出して特集した。その5名の中、なんと2名が日本人選手であった。

ピックアップされたのは、ムハンマド・アムーラ(ヴォルフスブルク)、フィン・ダーメン(アウクスブルク)、ニック・ヴォルトメイド(シュトゥットガルト)、そして佐野海舟(マインツ)と町野修斗(ホルシュタイン・キール)だった。

佐野については以下のようにコメントが書かれている。

「ブンデスリーガのデビューシーズンを迎えた日本人MFの佐野海舟は、そのエネルギーと守備のポジショニングで大きな称賛を集める存在だ。24歳の彼はリーグで最長となる360.4kmを走り、デュエル勝利数でもリーグ全体で5位となる。

彼の貢献はマインツの躍進に不可欠なものだった。ブンデスリーガへの迅速な適応は、ファンの心を掴んだほか、リーグ屈指の注目ルーキーとしての地位を確立した」

また町野修斗について以下のように書かれていた。

「昇格組のホルシュタイン・キールにとって厳しいシーズンが続いているが、町野修斗はその中で希望の星となっている。この日本人FWは2桁ゴールを記録しており、このチームの位置づけを考えれば驚異的な成績だ。

第31節のボルシアMG戦での印象的な2ゴールをはじめ、重要な場面で得点を決められる彼の能力は、ホルシュタイン・キールの降格を阻止するために大きな貢献を見せている、

2023年夏にJリーグからドイツへ移籍した町野は、1年目で5ゴールを記録したのみだった。しかし2部よりもレベルの高い環境で今季は2倍のゴールを決めており、それは驚異的な快挙であるといえる」

佐野海舟のマインツは現在7位と上位に付けており、ドルトムントやRBライプツィヒ、ブレーメンらとヨーロッパリーグやカンファレンスリーグ出場権を争う立場になっている。

一方のホルシュタイン・キールは現在ブンデスリーガで17位と降格圏にあるが、16位のハイデンハイムとはわずか3ポイントの差で、残りの3試合でまだまだ逆転は可能な状況だ。

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