毎週木曜日に『DAZN』で更新されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。
今回は佐藤寿人をゲストに招いたほか、U23アジアカップを控えた日本代表メンバーのFW細谷真大のインタビューを放送した。
その中で、細谷真大が内田篤人への質問として「どういう動きをすればクロスが上げやすいですか?」と聞くという場面が。「小学生みたいな質問」と言いつつ、内田篤人はこう答えていた。
内田「それは寿人さんにあげる時と、真大にあげる時と、上田綺世にあげる時とも違うじゃないですか。
あとは動きのクセとか。『この辺にボールを上げたらこう来そうだな』とかね。それを試合前に話す人もいるだろうし。
寿人さんは『ディフェンダーの前に蹴ってくれ』って言ってましたよね」
佐藤「そう。相手を目掛けて蹴ってくれと」
内田「そういう人もいるし、キーパーとディフェンダーの間に転がして欲しいという人もいる。それは真大の特徴でいいんじゃないかな。
(シャルケでチームメイトだった)フンテラールは、なぜかわからないけどゴール前でフリーになっている。その前の駆け引きでいろいろやってるんだろうけど、あまり動きすぎてないんです。体が大きい選手はあまり動いていないイメージがありますね。
内田篤人はその後「真大は点を取っているし、僕のアドバイスなんて」と話していたが、佐藤寿人は以下のように続けていた。
佐藤「ストライカーとしては、クロスを上げる側の視点を知りたいんですよね。どういう動きやアクションをすれば上げやすいか」
内田「クロスの練習で、フォワードも上げる側でやってみたらいいんじゃないかと思うんですよ。
ここにいたら上げやすいとか、入り過ぎたら入れるところがなくなるとか、そういうところをわかってほしいと思う。逆の立場でやってもらうというのはいいなと」
佐藤「現役の時、僕はまさにそれをやっていたんですよ。ここに入れたら得点になりやすいとか、他の見方を知りたいなと」
佐藤寿人も現役時代に「クロスを上げる側から見たらどうか?」と思い、役割を交換して練習していたという。
クロスボールを上げる側と受ける側はコンビネーションやタイミングが重要になるため、お互いに理解を高めたほうがすり合わせしやすくなるのかもしれない。