近年のサッカー界で問題になってきたオフサイドの判定。
VARが導入されたことで、ミリ単位で見極めるようになり、煩雑になりすぎている。
アーセン・ヴェンゲル氏は、現行のオフサイドルールを緩和すべきだと考えている。
かつて名古屋グランパスやアーセナルを監督として指揮した同氏は、現在、FIFAで要職にある。
そのヴェンゲル氏は、『beIN SPORTS』であらためてこう述べた。
「1990年に同じライン上にいるときはオフサイドではないと決めた。疑わしい場合はストライカーに有利になる。
VARによって、そのアドバンテージがなくなってしまった。イングランドでは37ものゴールがオフサイドで取り消された、とてもイライラするものだ。
だからこそ、体のどこかがディフェンダーと同じライン上にある限りはオフサイドにならないことを提案した。
1年後に私ではなく、IFAB(国際サッカー評議会)が決めることになるだろう」
VARによって攻撃側の優位性がなくなってしまったことで、オフサイドのルールに不満が生じていると説明。
サッカーのルールを定める国際機関であるIFABが来年にオフサイドのルールを緩和するかもしれないというが、果たして。