今月11日に東アジアE-1選手権でホスト国の韓国代表は香港代表に2-0で勝利を収めた。
大会2連勝を飾った同国だが、現地の複数メディアは「興行は失敗」と観客動員数の少なさを嘆いている。
『Xports News』は11日、龍仁ミルスタジアムで開催されたこの試合について「試合を前に競技場の雰囲気は閑散としている。まるで韓国ではなく香港で開催されたと錯覚するほど、観客席には韓国のファンより香港のファンの方が多く見えた」と伝えた。
大韓サッカー協会(KFA)は今大会の低調な興行に頭を悩ませているようで、初戦の中国代表戦でも4426人の観客動員数にとどまった。
9日に行われた日本女子代表とチャイニーズタイペイ(台湾)代表の試合はわずか193人の観客しか訪れず、約3万7000人を収容できる龍仁ミルスタジアムは「空っぽに見えた」とのこと。
『SPOTV NEWS』は、E-1選手権の観客動員数が伸び悩んでいる原因について分析。
朝鮮半島で連日続く記録的な猛暑と、男子代表は龍仁、女子代表は水原・華城と開催地が分散していることで移動の利便性が低い点、国内組中心のメンバーでソン・フンミンなど欧州で活躍しているスター選手がいないことが大きく影響しているという。
韓国は15日に日本代表と3年ぶりに対戦する。韓国としては、久しぶりに行われる日韓戦で多くのサポーターの後押しを受けたいところだが、あまり期待できない状況だ。