J2で4位につけるサガン鳥栖は、16日の天皇杯3回戦でJ1の東京ヴェルディに0-1で敗れた。

そのなかで、10番を背負う本田風智(ふち)が、後半途中から出場し、2年以上ぶりとなる復帰を果たした。

24歳の本田は、U-21日本代表経験もある元逸材。鳥栖の生え抜きとして期待されていたが、2023年5月の試合で左膝外側半月板断裂の重傷を負い、長期離脱を余儀なくされた。

その本田は、復帰後にこのようなメッセージを綴っていた。

「2年2ヶ月ぶりに公式戦に出る事が出来ました。ここまで来るのに沢山の壁にぶつかりました。

復帰間近での再手術、違和感によってプレー出来ないから手術、まさかの軟骨損傷による手術、2年間で5回の手術を経験しました。

リハビリするのが辛く涙が出る日もあったけど、沢山の方々のサポートで頑張る事が出来ました。駅スタ(駅前不動産スタジアム)で感じるファン、サポーターの声援があったからこそこの舞台にもう一度立ちたいと思わせてくれました。ありがとうございます。

沢山のサポートをしてくれたサガン鳥栖、膝を治すために尽力していただいた関東労災病院の眞田先生、今屋先生、2年間良い時も悪い時も共有し僕の全てを知っている川口トレーナー、やる気を出してくれるサガン鳥栖ファミリー、出せばキリが無いほど沢山の方々にサポートして頂きました。本当にありがとうございます。これからは僕が幸せを届けられるように頑張っていきます。

この2年間の感謝の気持ち、もどかしい気持ち、悲しい気持ち等忘れる事なくサッカーできる幸せを感じながら頑張っていきたいと思います。

プレーは全く物足りないのでコンディション上げていきます。人生起こる全てエンターテインメント。」

2年で5回も手術を受ける壮絶な日々を乗り越えて、復帰を果たし、感謝の思いがこみ上げていたようだ。

同じように左膝前十字靱帯断裂・左膝半月板損傷の重傷で全治9か月と診断された清水エスパルスDF高橋祐治は、「おめでとう!元気もらえました!すげーよふーち!」とのメッセージを送っていた(高橋は鳥栖でプレーした経験がある)。

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