14日に行われた2025FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝でチェルシーがPSGを3-0で下して優勝を成し遂げたが、試合後に騒動が発生した。
PSGのルイス・エンリケ監督がチェルシーのブラジル代表FWジョアン・ペドロの顔と首を押して倒し、両チームの選手が一時小競り合いに発展した。
スペインメディア『Sport』は、エンリケ監督に重い制裁が下される可能性があると報じた。
ペドロは前半43分にチェルシーの3点目を挙げており、この試合を通してPSGに大きなダメージを与えていた選手の一人だった。試合後、ペドロとPSGのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが一触即発の状況になり、間に入ろうとしたエンリケ監督がペドロを突き飛ばしたという。
エンリケ監督は試合後の記者会見で「騒動は完全に避けられるものだった」と述べて、自身の行動は事態の悪化を防ぐためだったと強調した。
しかし、同メディアはスペイン人指揮官の感情的な行動について「スポーツマンシップに反する場違いな行為で、今大会で最も物議を醸したイメージの一つ。近い将来、想い制裁が下されるかもしれない」と伝えた。
クラブW杯での警告や退場の処分は大会終了時に終わるが、国際サッカー連盟(FIFA)は反スポーツ的行為に対して期限付きで制裁を加える権限があるという。
試合の重圧の中とは言え、エンリケ監督の今回の行動は、指導者として冷静さと節度を保つ責任を改めて問い直す事案となったかもしれない。