今月10日、ブンデスリーガ公式は「Why Japan and the Bundesliga are a perfect match」(「なぜ日本とブンデスリーガは完璧にマッチするのか」)と題された記事を投稿、かつてブンデスリーガに所属した日本人選手や現所属選手の特集を組んだ。
1977年から1986年にかけてドイツ国内クラブを渡り歩いた元日本代表の奥寺康彦を先駆者として、これまで多くの日本人選手がブンデスリーガで活躍してきた。
現在では10名の日本人選手が所属している。
直近の2019-20シーズンには現リヴァプールMFの遠藤航がシュトゥットガルトのブンデス復帰に貢献。同クラブに所属していた日本代表DF伊藤洋輝もすぐに定位置を掴み、2024‐25シーズンに王者バイエルン・ミュンヘンへと飛び立っていった。
また、昨シーズンは特に日本人選手の活躍が目立ち、フライブルクの堂安律、マインツの佐野海舟、ホルシュタイン・キールの町野修斗などが結果を残した。
これにより多くのドイツクラブが日本人選手に決定的な働きを残すことを期待しており、今季も既にフライブルクに鈴木唯人、ザンクト・パウリに藤田譲瑠チマ、ホッフェンハイムに町田浩樹、マインツに川崎颯太の加入が発表されている。
ブンデスリーガにおける日本人の歴史で忘れてはいけないのは、ボルシア・ドルトムントで216試合出場60ゴールを記録した元日本代表MFの香川真司だ。ユルゲン・クロップ監督に率いられたチームで2010年から12年にかけて2度のリーグ優勝と1度のDFBポカール優勝を達成した。
また、2008年にドイツへ渡り2024年にフランクフルトで引退するまでに384試合に出場した元日本代表キャプテンの長谷部誠は、ブンデスリーガにおけるアジア人選手最多試合出場記録を更新した。
多くの日本人選手が長年積み重ねてきた信頼により、ブンデスリーガと日本との繋がりは強固なものとなっている。