すでに優勝チームも降格チームも決まったプレミアリーグ。
4日に行われたウェストハムとトッテナムとのダービーマッチは1-1の引き分けとなった。
今季の両チームは17位と16位と低迷しているが、ウェストハムのブラジル代表ルーカス・パケタの涙が話題になっている。
パケタはトッテナム戦の後半28分にイエローカードを提示されると涙を流すなど感情的になっていたのだ。7分後に交代になる時も涙ぐんでいたとされている。
試合後、グレアム・ポッター監督は「彼は全力を尽くす選手。おそらく、あのプレーに少しフラストレーションを感じていたのだろう。彼も人間だ。完璧ではないが、私はルーカスを愛している。困難な状況の中でも、彼はすべてを出し切った」と話していた。
一方、妻は「夫の姿勢と強さには感動する。私たちは2年間、この悪夢のような生活を送っているが、力強くあり続けている」などとSNSに投稿。
27歳のパケタはセレソンの一員として2022年ワールドカップにも出場したスター選手。
ただ、イングランドサッカー協会の賭博規定に違反した疑いで2023年に調査を受けると、翌年に告発された。
故意にイエローカードを受けた八百長疑惑などを本人は否定しているが、有罪となった場合には永久追放を含めた長期の出場停止になりえる。当初は3月に終わる予定だった審理は6月まで延長されており、彼の去就は不透明な状況にある。