オンラインゲームメディア『Casino.org』は今月16日に「日本では違法な海外スポーツ賭博に数十億ドルが投入されている」との記事を投稿した。

当記事によると、2024年には日本から6兆4000億円(440億ドル)以上の金額が違法なスポーツ賭博プラットフォームに賭けられ、国内のスポーツだけでも約1兆2000億円が賭けられたとのこと。

今月14日に東京で行われたシンポジウム内で、スポーツエコシステム推進協議会が報告した。

各国での厳しい規制にも関わらず、日本のスポーツイベントに対して世界中から賭けられた金額は4兆9000億円以上にのぼるという。

そしてJリーグを含む国内サッカーに対しても、世界中で2兆9000億円が賭けの対象となっていた。

日本国内においては「WINNER」などの合法的なスポーツくじが存在するが、2024年度には1336億円の売上しか生み出さなかった。それに対して、前述の通り国内における国内スポーツへの違法賭博額は1兆2000億円で、プロ野球に対しては5280億円、サッカーには3300億円、バスケットボールには870億円弱が賭けられていた。

日本は国際的な賭博規制に長い間ほとんど加わってこなかったため、海外の違法賭博サービスの利用に関する違法性が十分に公教育で扱われていない。

そのため国内での海外違法賭博へのアクセスは急増しており、法・制度的にこのような社会問題に対処することは急務であるとされている。

なお2024年には、オンライン賭博サイトに関わっていたとして日本国内で過去最高の279人が逮捕された。

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