2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。今年10月には同じくW杯出場を決めているブラジルとの親善試合を行う。

そのブラジル代表を率いているイタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督に日本人ジャーナリストの藤原清美さんが質問する様子が現地で話題になっている。

兵庫県出身の藤原清美さんは、1998年W杯で初めてブラジル代表チームを取材して以降セレソンを追い続けており、ブラジルでも知られた存在。

2018年にはサウジアラビアで行われたアルゼンチン代表対ブラジル代表戦を取材し、サウジアラビアで行われたサッカーの試合を取材した初めての外国人女性記者になった。

藤原さんがやや言葉に詰まりながらポルトガル語で質問するとアンチェロッティ監督は、英語でもいいですよと提案。

「ポルトガル語のほうが得意なんです」と藤原さんが答えると、アンチェロッティ監督は「あなたのポルトガル語は私と同じ感じですね。急いでいないので、心配しないで」と切り返し、会場は笑いに包まれた。

ブラジル紙『Lance』は「アンチェロッティ監督の記者会見は、明るくリラックスした雰囲気だった。そんな雰囲気の中、アンチェロッティ監督と藤原氏とのやり取りが、記者会見場にいた記者たちを笑わせた。藤原氏は、1998年からブラジルサッカーの特派員として活躍している。2001年1月にリオデジャネイロに移住した彼女は、ブラジル代表の記者会見に定期的に参加している」と伝えている。

日本とブラジルは、10月14日に味の素スタジアムで対戦する。

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