昨年からMLSのLAギャラクシーでプレーする吉田麻也。日本代表のキャプテンも務めた彼は、試合後の会見に英語で応じるほどの語学力を持つ。
TokyoFMで放送中の『吉田麻也の切り替えて行こう!』で、18歳のリスナーから、語学習得の勉強方法について聞かれるとこう答えていた。
「(質問をくれたリスナーは)18歳ということでおそらく学生さんですね。お金がかかる勉強法は難しいんじゃないかと。別にお金なんてかけなくても語学はできると僕は思っております。
僕は学生時代にとにかく英語だけは勉強していたので。前も言ったと思うんですが、近道はなくて、コツコツ毎日やることが大事。自分のなかでルールを決めて、例えば、1日30分は絶対に英語の勉強はするとか。絶対にこれだけはやるっていうのを貫き通すことが大事で、それがちょっとずつ自力になっていくんじゃないかなと個人的には思います。
ただ、語学の勉強っていうのは、何を目標に勉強するかがまた大事で。テストの点数を上げたいから勉強するのか、それとも喋れるようになるために勉強するのかで、大きく目標が変わってくるので、勉強の仕方も変わってくるんじゃないかなと思います。
僕はどっちかというと、喋れるようになるための勉強をしていたので、今の僕の英語だってテストで書いたらダメにされること沢山あると思うんですけど。僕にとって、語学・英語の勉強は伝わることが大事なので。
学生時代にやったことは間違いなく力になると思います。なぜなら」
「いま山根視来選手を見て、僕は本当に学生時代に英語を勉強しておいてよかったなと思いました(笑)
視来に、『お前、学生の時に何してたの?』って聞いたら、英語の勉強はしてなかったですと言っていたので。やっぱり今30歳になって視来が苦労しているのを見て、(リスナー)さんには、いま頑張る時だぞ!と言いたいですね。
特に大人になって、自分で重い腰を上げて勉強するのは、語学だけじゃないですけど、本当に難しいことです。仕事もあるし、他のこともあるし、時間をとられることが多いので、そこにコミットする時間が限られているんですけど、学生の時は嫌でも勉強させられるんですよ。勉強できる環境がそこにあるんですよね。だから、このビッグチャンスを自分がいかに有効活用できるかが大事なので。
若いサッカー選手を見ていて、時間を無駄にするなとよく言うんですけど、学生たちには本当に時間を無駄にしないほうがいいよって言いたいし、学生時代の自分にアドバイスするなら、いま強制的にやらされているうちが華だぞと言いたいですね。
だから、親が勉強しなさい、勉強しなさいって言うのは、自分がやっておけばよかった、やっていればもっと楽だったのにっていう、心のメッセージがこもっていることも理解して欲しいなあと」
嫌でも勉強できる環境がある学生のうちに取り組むことの重要性を説いていたようだ。
今季からLAギャラクシーでチームメイトになった山根は、語学面で苦労しているのこのこと。