今年2月から約半年間、元日本代表DF初瀬亮がプレーしたことでも知られる英2部シェフィールド・ウェンズデイ。

しかしながら、先週から給料の未払いやプレシーズンマッチの中止が報じられており、10日に実施予定の開幕戦も行われるか不安定な状況にあった。

そうした中、地元紙『The Star』は7日にこれらの問題の一部解決を報じた。

プレミアリーグから多額の連帯金がクラブに対し振り込まれ、選手をはじめクラブ関係者への給料の支払いが行われたようだ。

また、同クラブに4件ある移籍金の未払いに関しても、速やかに支払われる予定のようだ。これにより、クラブが6日にリーグ側から下されていた選手獲得制限については一部解除される見込みだ。

しかしながら、依然としてクラブには安定した資金供給や買収のプランなどは存在しない。

また、昨季は初瀬をはじめ10人の選手が契約を延長せずクラブを去り、3人の選手がレンタル元へ帰還するなど、クラブは大幅な戦力低下にも直面している。

クラブのオーナーであるタイ人実業家デイポン・チャンシリ氏に対しては、サポーター、政治家などから多く批判が集まっている。クラブの今後を見据えた重大な判断が求められるだろう。

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