アメリカで開催されているFIFAクラブワールドカップは9日、準決勝が行われ、フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)がスペインのレアル・マドリーに4-0の勝利を収めた。
欧州を代表する強豪同士が激突した一戦。
試合は開始からデンベレを起点とするPSGのプレッシングが猛威を振るい、6分にデンベレの守備からファビアン・ルイスが先制弾。その2分後にはアントニオ・リュディガーのミスを誘い、デンベレが自ら追加点を挙げる。
24分にもカウンターから再びファビアン・ルイスが追加点。準々決勝のバイエルン戦で退場したウィリアム・パチョを欠くPSGだったが、代役を務めたブラジル代表DFルーカス・ベラウドが遜色ない働きを見せた。
マドリーファンが多いスタンドの声援にこたえ、後半やや盛り返したマドリー。しかし、現欧州王者のPSGは安定した試合運びで時間を進め、逆に終了間際の88分にゴンサロ・ラモスがダメ押し点を決めている。
マドリーに衝撃の完勝を収めたPSG。7月13日(日)に行われる決勝では、もう一つの準決勝でブラジルのフルミネンセを破ったイングランドのチェルシーと対戦する。