三笘にも100億円オファー?サウジアラビア移籍をすぐに後悔した6名の選手たち
三笘にも100億円オファー?サウジアラビア移籍をすぐに後悔した6名の選手たち

三笘薫に100億円以上で獲得のオファーを送ったとされるアル・ナスル。政府系ファンドの支援を受けているサウジアラビアのクラブの1つであり、これまでクリスティアーノ・ロナウドなど様々なスターを獲得してきたチームだ。

今回は『Planet Football』から「サウジアラビアに移籍したことをすぐに後悔した6名の選手たち」をご紹介する。

ジョーダン・ヘンダーソン

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移籍したサウジアラビアのクラブ:アル・イティファク

元リヴァプールのキャプテンとして知られるジョーダン・ヘンダーソンは、2023年にスティーブン・ジェラードが率いるアル・エティファクへ移籍した。当初、ヘンダーソンは「自分や家族のために最良の選択だ」と、インタビューで前向きに語っていた。

「どこにいても批判はあるだろうし、自分のキャリアや家族の幸せを考えた結果の決断だった」と意気込みを見せたヘンダーソン。しかし、契約締結から数か月後、彼は突然契約を解消することになった。

後にオランダのメディアで「サッカーは自分の血に流れている。サウジアラビアは発展しているが、自分には合わなかった」と語り、移籍が大きなミスだったことを認めていた。

ジョタ

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移籍したサウジアラビアのクラブ:アル・イティハド

ポルトガル出身のウィンガー、ジョタはクラブ記録となる巨額の移籍金でアル・イティハドに加入した。セルティックで活躍していたにもかかわらず、厳しい外国人登録ルールによって彼はチームのメンバーに含まれず、しばらくプレーできない状況になってしまった。

出場機会がほとんど与えられず、彼は「こんな形で契約を結んだ意味があるのか」と悔しさを露わにせざるを得なかった。その結果、出場機会の減少やチーム内での孤立感から、結局1年でクラブを去る決断を下すことになる。

フランス・リーグアンでのレンヌでもそのパフォーマンスを取り戻すことはできず、かつてのチームメイトである古橋亨梧と入れ替わるようにセルティックへと戻っていった。

マテウス・ペレイラ

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移籍したサウジアラビアのクラブ:アル・ヒラル

ウエスト・ブロムでファンに愛されたブラジル人選手、マテウス・ペレイラは、2021年に好条件でアル・ヒラルに移籍する。しかし、移籍後すぐに、サウジの環境が自分には合わないと実感することになった。

ペレイラは当時のインタビューで「アル・ヒラルからは非常に魅力的な提案があった。

でも、リヤドでの生活は想像以上に孤独で、精神的にも追い詰められた」と明かす。ブラジルで過ごしていたときは小さなクリスチャンのコミュニティに支えられていたが、サウジではそのような居場所がなかったため、孤独感が募ったという。

馴染めなかったペレイラは深刻なうつ状態に陥り、最終的には2023年にブラジルへ帰国。クルゼイロへレンタル移籍し、状況が好転したことから買い取りも決定。現在は、かつての笑顔と自信を取り戻してセレソンにも選出される存在になった。

ルイス・グラバン

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移籍したサウジアラビアのクラブ:アル・アハリ

元ノッティンガム・フォレストのキャプテン、ルイス・グラバンは、2022年にサウジへと飛び出した。しかし、期待に反して彼のサウジでの経験は、非常に短命に終わった。たった5試合しか出場できず、契約は早々に解消される事態となる。

契約当初、グラバンはアル・アフリで2年契約を結んでいたが、未払い賃金の問題が発生し、クラブとの間で法廷闘争にまで発展。クラブ側は「彼にサウジの銀行口座を作るよう何度も要求していた」と弁解したが、彼はその要求には応じる必要がなかったと説明した。

最終的には約70万ドルの未払い賃金を受け取る形で決着がついた。37歳という年齢も相まって、グラバンはサウジでの厳しい現実を痛感し、あの頃の輝かしいキャリアとは程遠い経験に終わったと振り返る。

ネイマール

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移籍したサウジアラビアのクラブ:アル・ヒラル

世界を魅了していたブラジルのスーパースターであるネイマールは、移籍金や契約面での魅力的な条件が提示されたため、驚くことにサウジアラビアへの移籍を決意した。しかし、結果は期待外れに終わった。

ブラジル代表での試合で負った大怪我に悩まされる中、彼は18か月間でわずか7試合しか出場できなかった。結果として本格的に復帰できぬままで契約解除に追い込まれる形となる。

ネイマールの移籍は、金銭面での魅力だけではサッカー選手が本来の情熱やパフォーマンスを保つことができないという事実を証明した。

エメリク・ラポルト

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移籍したサウジアラビアのクラブ:アル・ナスル

かつてマンチェスター・シティでプレーしたスペイン代表DFエメリク・ラポルトは、サウジアラビアで今も戦っている選手の一人であるが、移籍初期に「こちらでは選手への待遇が十分ではなく、欧州での生活とは大きく異なる」と辛口の意見を述べていた。

リヤドでの生活は交通渋滞に悩まされ、毎日3時間以上も車の中で過ごさなければならないという現実が、彼の期待とはかけ離れていたという。

また、「単にサッカーをするだけでなく生活全体での満足度も重要だ」と語っており、金銭面以外の部分での充実感が足りないことを嘆いている。

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