アメリカ遠征の2試合目で地元アメリカと対戦した日本代表。

サッカー専用のLower.comフィールドで行われた一戦は、アメリカの2-0勝利に終わった。

3日前のメキシコ戦から先発11人を入れ替えた日本は、30分にアレックス・センデハスの見事なボレーシュートで先制を許すと、後半にも69分にフォラリン・バログンが追加点。

日本も後半、小川航基のクロスバーに当たるミドルシュートなどがあったが、リードを奪われて以降ペースを握れず。メキシコ戦に続き無得点に終わっている。

この試合、前半は3-4-2-1のシャドー、後半は4-2-3-1の右ウィングとしてフル出場した伊東純也は試合後のフラッシュインタビューで以下のように答えた。

――メンバー全員を入れ替える中で、難しさもあったのでは?

「前半から難しい試合で、うまく守備がハマらなくて難しい試合になったと思います。自分が前半の決定機を決めていれば、また違った試合になったと思うので、ちょっと悔しい思いがあります」

――守備がうまくハマらなかった理由は?

「相手のシャドーとボランチがうまく落ちて、そこを捕まえきれなかった印象でした」

――最終予選は3バック中心。今日は途中から4バックに変えたが、難しさはあった?

「4バックは昔からやっていたフォーメーションですけど、久々にやったというのもあって、少し守備のところで難しさがあったと思います。ただ、攻撃の部分で最後、メンバーが少し変わって、フレッシュなメンバーが入って、うまくいい攻撃もできていたと思います」

――足の状態が万全ではないと聞いている。そのあたりは?

「今日フルでできましたし、良くなってると思うので、ここからどんどんコンディションを上げていければいいと思います」

日本は先制された後の36分、鈴木唯人が高い位置でボールを奪い、エリア内に走り込んだ伊東へ絶妙なラストパスを送ったが、シュートは正面でアメリカGKマット・フリースに阻まれた。

ここで同点に追いついていれば違った展開も考えられただけに、伊東としては悔しいシーンだったと言える。

ただ、経験の浅いスタメンの中で、相手の予測を外すプレーが光った32歳の伊東。メキシコ戦で途中出場した右ウィングバックでのプレーとともに、さまざまなシステムに対応できる個の力と柔軟性を改めて発揮してみせた。

伊東はこのあと、今夏復帰したヘンクへ戻り、今週末は14日(日)に強豪アンデルレヒトとのアウェイゲームに臨む。

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