地元出身の世界的ミュージシャン、エド・シーランが株主と胸スポンサーを務めるイングランド2部イプスウィッチ。彼らは、同氏との独特なタイアップでサッカー界の話題を集めてきた。
そんなイプスウィッチが2025-2026シーズンの背番号リストを公開した。
今季新たに加入した元イングランド代表MFアシュリー・ヤングといった選手らが名を連ねる中、背番号17の欄には「シーラン」の名前が。同クラブは2021年以来、プレミアリーグに所属した昨シーズンを除いた毎年、このジョークを行っている。
とはいえ、そろそろサポーターもこのネタに飽きてきたようで批判の声も多く寄せられている。
SNS上では「エド・シーランへのこの際限のない迎合はやめてもらえませんか。確かに彼は私たちのスポンサーで、今は株主ですが、これではただただ哀れなだけです。私たちは笑いものになっています!」 「エド・シーラン?全くの目覚めたゴミだね」といった批判が数多く投稿されている。
幼少期から同クラブのサポーターとして知られるエド・シーランは昨年、イプスウィッチの株の1.4%を取得し、イギリス国内の注目を集めた。
その際、自身の公式Instagramにおいて以下のように綴り、クラブへの愛を明かしてる。
「地元のサッカークラブの株式を少し購入したことをお知らせできて本当にうれしいです。自分が応援しているクラブのオーナーになることは、どのサッカーファンにとっても夢であり、この機会を得られたことにとても感謝しています。
私は3歳のときからサフォークに住んでいます。
イプスウィッチ・タウンのファンでいられるのは本当に嬉しい。良い時も悪い時もあるけど、サッカーは良い時も悪い時も受け入れることだから。
私は議決権を持つ株主でも役員でもありません。これは単に私が愛するクラブにお金を入れて、クラブ側がそのお返しをしているだけです。ですから、契約に関する提案や戦術で私を責めないでください」
注目は集まるものの、難しい有名人サポーターとの距離感。プレミア復帰を目指すイプスウィッチにどう影響するか今後に注目だ。