
今季限りで契約満了のためにラツィオを退団することになった鎌田大地。金銭的な条件や契約期間などで折り合いがつかず、最終的にフリーエージェントの道を選択したという。
それにあわせて今回は「ラツィオからビッグクラブに移籍して大ブレイクした世界的スター」を5名ピックアップした。
アレッサンドロ・ネスタ
ラツィオ所属:1985~2002
ラツィオから移籍したクラブ:ミラン
ラツィオの下部組織で育ったイタリアの名センターバック。1993年にトップチームへと昇格し、10代から主力としてレギュラーを務めた。
イタリア代表でも中心的な存在となり2002年のワールドカップに出場したあと、ラツィオの財政的な問題もあってミランへと移籍。そしてマルディーニやコスタクルタらとともに強力なディフェンスラインを形成した。
パヴェル・ネドヴェド

ラツィオ所属:1996~2001
ラツィオから移籍したクラブ:ユヴェントス
1992年から1996年まで所属したスパルタ・プラハで活躍を見せ、チェコ代表でもスターの1人となったネドヴェド。EURO1996で鮮烈なプレーを見せたこともあり、ラツィオへとやってきた。
それから5シーズンに渡って右サイドのエネルギッシュなウインガーとして重要な存在となり、1997-98シーズンには公式戦15ゴールを奪取。圧倒的な運動量と得点力を示し、2001年にユヴェントスへと引き抜かれている。
ミカエル・ラウドルップ

ラツィオ所属:1983~1985
ラツィオから移籍したクラブ:ユヴェントス
1996年から1997年にはヴィッセル神戸でもプレーしたことで知られているデンマーク代表の名選手。ブレンビーから1985年にラツィオへと加入した。
これはもともとユヴェントスが獲得したものだが、外国人枠のために一旦ラツィオへと移籍させたという状況だった。クラブは低迷したものの彼のプレーは高く評価され、1985年にユヴェントスへと正式に加入している。
パオロ・ディ・カーニオ

ラツィオ所属:1985~1990、2004~2006
ラツィオから移籍したクラブ:ユヴェントス
1985年にラツィオとプロ契約を結んだパオロ・ディ・カーニオ。クラブは一時2部に低迷したが、その中で出番を得て活躍。1990年にユヴェントスへと移籍し、その後ナポリやミラン、セルティック、ウェストハム・ユナイテッドなどで活躍した。
まだイタリア人が国外でプレーすることが一般的ではなかった時代にイングランド・プレミアリーグで大きな存在感を見せ、チェルシーのジャンフランコ・ゾラとともに愛される存在だった。2004年にラツィオへ復帰し、2シーズンを過ごしている。
クリスティアン・ヴィエリ

ラツィオ所属:1998~1999
ラツィオから移籍したクラブ:インテル
イタリア人ながらアトレティコ・マドリーでプレーし、スペインリーグでゴールを量産した「重戦車」クリスティアン・ヴィエリ。得点王になったあと1シーズンでイタリアへと戻り、ラツィオに所属した。
その1シーズンで22試合12ゴールを決めて実力を証明すると、当時の世界最高額となる4900万ユーロでインテルへと移籍。ロナウドらとともに強力な攻撃陣を形成し、サッカー界屈指のストライカーとして評価されるようになった。