
イングランド1部アーセナルとキットサプライヤーのadidasは4日、2025-26シーズンに向けた新サードユニフォームを発表した。
今作には、かつての本拠地「ハイバリー」へのノスタルジーが詰まっている。
Arsenal 2025-26 adidas Third
アーセナル 2025-26 adidas サード ユニフォーム
新サードユニフォームは、オフホワイト系の色を基調にレッドとゴールドを組み合せるカラーリング。大きな襟が特徴で、全体的に優雅で上品なデザインに仕上がっている。
右胸のadidasロゴは、通常のパフォーマンスロゴではなくトレフォイル(三つ葉)に。エンブレムは大砲のみを抜き出したクラシックなスタイルを採用。大砲ロゴは主に1960年代から80年代にかけて使っていたが、当時は砲身が左向きで現在とは逆だった。

背面の首元には、1930~50年代に使用していた旧エンブレムをアイコンのように配置する。
前述の通り、今作は旧スタジアム“ハイバリー”(正式名称はアーセナル・スタジアム)への想い出がぎっしりと詰まった一着。トレフォイルや旧デザインのエンブレムが、かつてのホームへの郷愁を誘う。

アーセナル・スタジアムは1913年、ロンドンのハイバリー地区に開場。地区名からハイバリー(またはハイベリー)の愛称で世界中のアーセナル・サポーターに愛された。現在のエミレーツ・スタジアムへの本拠地移転に伴い、2005-06シーズン終了と同時に閉場し93年の歴史に幕を下ろしている。
プレミアリーグに限って言えば3度の優勝を見届けたハイバリーは、言わば伝説のスタジアム。
生地にはハイバリーの特徴だったアールデコ風の模様をイメージし落とし込む。背面の旧エンブレムもスタジアムでは馴染みの存在だった。エレガントなキットカラーは、よく見るとハイバリーの外観そのものである。

2003-04シーズン伝説的な無敗優勝チーム「インヴィンシブルズ」の記憶も重なるハイバリー。その姿が浮かび上がるサードユニフォームは、アーセナル公式オンラインストア、adidasオンラインストア他で販売中。