J1横浜F・マリノスは16日、サポーターの横断幕や旗、ゲートフラッグおよび楽器類の持込・使用を当面の間は禁止すると発表した。
背景には、今月5日に実施されたアウェイ横浜FC戦において、多数のサポーターによる発煙筒の使用をはじめとした問題行動が多数行われたことがある。
クラブ側は今回の決定について「発煙筒、花火の使用や集団での挑発行為など、Jリーグ共通観戦マナー&ルールはもちろん、クラブとしても断じて容認できないものであり、誠に遺憾であります」とした上で、再発防止のための取り組みであると説明している。
7月20日のJ1リーグ第24節名古屋グランパス戦から適用され、今月末に予定しているリヴァプール戦についてもこの決定の対象となることが発表されている。
Jリーグでは2014年にも、浦和レッズが人種差別を想起させる横断幕を掲示した問題に関連して、横断幕や旗の持ち込み・使用を禁止した事例が存在する。
トリコロールの旗がはためくことで有名なマリノスゴール裏も、しばらくの間当時の浦和ゴール裏同様寂しい光景が続きそうだ。
今回の事件・処分を教訓に、「相手クラブへのリスペクト」この心をサッカーファンは常に忘れないようにしなければならない。