
サッカー界は常に新たな才能の発掘と成長のドラマで溢れている。若者たちはその若さと情熱でピッチを席巻し、先輩たちの代わりに未来を担う存在となっている。
今回は『GMS』から「今世界で最も輝いている10代のプレーヤー」をご紹介する。
マイルズ・ルイス=スケリー
国籍:イングランド
クラブ:アーセナル
年齢:18歳
アーセナルの左サイドバックとして台頭しているマイルズ・ルイス=スケリーは、守備の堅実さと攻撃参加のバランスが光る逸材である。
これまで左サイドバックを取っ替え引っ替えしてきたアーセナルにとって、彼の登場は革命的でもある。ビッグマッチにおいても発揮できるその実力により、チーム全体の戦術にも大きな影響を与えている。
今シーズンはすでに公式戦29試合に出場し1ゴール&2アシストの成績を残している。彼の成長次第では、アーセナルの守備陣のキープレーヤーとして、長期にわたって未来を担う存在になるはずだ。
エンドリッキ

国籍:ブラジル
クラブ:レアル・マドリー
年齢:18歳
エンドリックは華麗なプレーと得点感覚で国際舞台に名を刻み始めたブラジル出身の若手である。国際試合でもイングランド戦で得点を決めるなど、一瞬でその存在感を示した。パルメイラスでの活躍も評価され、レアル・マドリーへの移籍によってスター街道を歩み始めたといえる。
今シーズンは28試合でわずか496分間の出場ながら、その中で6ゴールを記録しているというのはなかなか驚きだ。国際経験も積み重ね、14試合で3ゴールを挙げるなど、今後の成長が楽しみな逸材といえる。
出場機会はまだ限られるものの、その才能は確実に輝いており、レアルでの定着とさらなる飛躍が待たれる選手である。
ウォーレン・ザイール=エメリ

国籍:フランス
クラブ:PSG
年齢:19歳
パリ・サンジェルマンにおいて中盤の核として台頭してから数年。ウォーレン・ザイール=エメリーはまさに“老練な若手”の代表格である。元々はマルコ・ヴェッラッティの後を継ぐ形で中盤を任されたが、わずか19歳ながら欧州のベテランたちに引けを取らないゲームコントロールを見せている。
今シーズンは35試合でおよそ2300分間プレーし、3ゴールと1アシストという数字を残している。その成績以上に、彼の存在感はPSG全体の攻守のバランスに大きく寄与している。試合を読むこととゲームメイクに長けた彼は、今後もビッグクラブの中心選手としてさらなる飛躍が見込まれる。
パウ・クバルシ

国籍:スペイン
クラブ:バルセロナ
年齢:18歳
パウ・クバルシは、バルセロナの守備陣に新たな風を吹き込み、大きな存在感を発揮している。まだ10代ながらも守備の要となり、その一方で抜群のパス能力を生かしながら試合を作ることもできる。
今シーズンは公式戦42試合に出場して1ゴールを記録。好調を続けているチームを最終ラインから支えるキープレーヤーとなっており、もはや欠かすことができないタレントである。
ラミン・ヤマル

国籍:スペイン
クラブ:バルセロナ
年齢:17歳
ラミーヌ・ヤマルは、弱冠17歳ながら既にバルセロナのレギュラーメンバーとして存在感を示し、世界でもトップクラスのアタッカーとして評価されている。
リオネル・メッシを輩出したラ・マシア出身の彼は、そのプレッシャーにも飲まれることなく、つねに攻守にわたってチームにダイナミズムを与える。EURO2024でも最年少出場、最年少得点、さらには大舞台のファイナル先発という記録を更新し、優勝まで果たした。
昨シーズンは50試合に出場し17ゴール・アシストを記録しており、その数字は将来のスターとして評価されて然るべきもの。彼の急上昇ぶりは留まるところを知らず、メッシを上回るほどのさらなる記録更新が期待される。